天然的生活 第120回 ~柚子(ブンタン)

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-414天然的生活

 

二日酔いにはブンタンを

 

ブンタンは、東南アジアや中国などが原産地で、

日本には、江戸時代初期に渡来した。

別名にザボン、ボンタンがある。

果実の50%を占める厚い皮が特徴で、

果汁が少ないが、独特の甘みと風味を持つ。

 

ブンタンは、ビタミンCのほか、

クエン酸、ナリンギンやリモノイドなどを含み、

美肌や免疫力アップ、疲労回復効果に優れるという。

さらに、アレルギーの抑制や血中脂肪酸の分解作用、

整腸作用などもあるのだとか。

 

中国医学において、ブンタンは痰を取り除き、咳を抑える働きがあり、

喘息や咳が長引く時に効果が期待できる。

また、消化を助けるとされるため、

お酒の飲み過ぎや二日酔いの人にオススメだ。

ただし、身体を冷やすので、

下痢をしやすい人は食べ過ぎに注意。

 

中国でブンタンは、果実を生で食すほか、

ブンタンの皮のお茶や、果肉を酒とハチミツに一晩漬けたものを飲むと、

咳止めや、消化不良の解消に役立つとされる。

なお、皮を煎じた液をしもやけに塗ることもあるようだ。

さらに、ブンタンの果汁にネギを刻んで混ぜた液を

こめかみに塗り込めば、頭痛が収まると言われている。

 

忘年会などで外食が増えてくるこの季節。

食べすぎや飲み過ぎで疲れた胃腸を労わってあげよう。

 

~広東ジャピオン2014年10月20日号

 

 

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