天然的生活 第159回~芥菜花(菜の花)

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368 天然 ネット用

 

菜の花で美肌を目指す

 

この季節、一面に広がる黄色い菜の花畑は、代表的な春の風物詩である。

日本では、冬から春にかけ、季節の料理として、

お浸しや味噌汁、ゴマ和えなどにして食べられる。

 

菜の花には、Bカロテンが豊富に含まれ、

抗がん作用や免疫賦活作用に優れるほか、体内でビタミンAに変換され、

視力や粘膜、髪、皮膚の健康維持、呼吸器系統を保護する働きが期待できる。

また、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄なども含み、

これらは骨を生成する上で欠かせない成分と言われる。

 

中医学で菜の花は、血液をサラサラにする作用がある野菜として知られ、

肌荒れやシミなどが気になる人によいという。

さらに、食物繊維を多く含むため、便秘や大腸がんの予防などに一役買う。

 

中国では花の部分は食さず、葉を炒めたり、漬物にしたりして取り入れている。

民間療法では、産後の不調や発熱、難産の治療目的で、

茎の部分を食べるとよいとされる。

そのほか、昔は子どもの寄生虫を取り除く漢方薬としても使われていたとか。

料理に彩りを添えるとともに、春を感じさせてくれる菜の花。

血流の悪さや便秘から来る肌荒れが気になる人は、

お浸しなどもうひと品プラスしてみては。

 

 

~広東ジャピオン2015年8月31日号

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