天然的生活 第135回~蛤蜊(ハマグリ)

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344 ハマグリ ウェブ用

 

ハマグリで血液サラサラ

 

歴史書『日本書紀』にも記述があり、古くから親しまれているハマグリ。

うま味成分が豊富で、吸い物や酒蒸し、佃煮など、幅広い料理で用いられる。

また、ほかの貝殻ではぴったりかみ合わないことから、

「よい伴侶に巡り合う」の願いを込め、結婚式やひな祭りなどの際に供される。

 

ハマグリは、カルシウムや鉄、亜鉛などのミネラルを含み、

骨や歯を丈夫にするほか、血中コレステロール値の低下を助けるという。

さらに、ハマグリに含まれるタウリンは肝機能を高め、

ビタミンB2は皮膚細胞の再生を促し、美肌効果も期待できる。

 

中医学でハマグリは、のどを潤す生薬として、喘息や気管支炎などの症状に処方される。

さらに、利尿・解毒作用から、酒の飲みすぎや吹き出物、むくみの解消にもよいのだとか。

 

一般家庭では、虚弱体質の子どもの滋養強壮食材として積極的に取り入れられる。

また、糖尿病の食事療法にも使われており、貧血や生活習慣病予防に効果を発揮するそう。

ただし、汗を止める作用があるとされるので、

身体に熱がこもりやすい人、お腹が冷えやすい人は、摂取量を控えよう。

 

コレステロールや中性脂肪の減少に一役買うハマグリ。

生活習慣病予防を兼ねて、継続して食べていこう。

 

~広東ジャピオン2015年3月9日号

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