トウガンで美容効果抜群

 

味が染みやすく、煮物などの料理に重宝されているトウガン。

その名の通り、冬に食べられることも多いが、

実は夏に旬を迎える。

 

トウガンは90％が水分で、

ダイエットに有効な低カロリー食材として知られている。

また、ビタミンＣ、カリウムを豊富に含むので、

ナトリウムの排出を促し、

高血圧やむくみの解消に効果的とされるほか、

糖尿病や腎臓病の予防・改善に有効なのだとか。

 

中国医学では、心臓や脾臓の熱を取り、

イライラや不眠の解消、過食の防止やのどの渇きを潤すとされている。

また、身体に不必要な水だけを排出する作用があるので、

糖尿病によるのどの渇きや足のむくみの改善も期待できる。

 

中国古来の書物「本草網目」には、

「痩せたい人は常に食し、痩せたくない人は食すべからず」と記載されており、

民間では、ダイエットや油肌の改善を目的として食べる女性も多いそうだ。

一般的に実の部分は、煮物や酢の物、スープ、蒸し料理などに、

若葉や柔らかい蔓は、炒め物などに使われる。

熱を取る作用があるので、お腹が冷えやすい人は摂取を控えよう。

 

ダイエット食材として注目されるトウガン。

ビタミンＣを多く含み、油肌にも効果的というから、

美容を気にする女性は試してみては。

 

～広東ジャピオン2014年5月5日号