今週の広東ローカルニュースを紹介

世界アースデーに再確認

広東省の緑化プロジェクト

広東省林業局は4月22日(水)の「世界アースデー」に、同省が進める緑化プロジェクトの更なる推進を表明。損なわれた自然生態の修復と自然破壊によって招かれた「人と自然」、「人と人」の関係修復が目標に掲げられている。

同プロジェクトでは、昨年末までに広東省の森林カバー率を58・61%、森林蓄積量を5・79億㎡にすることが目標値として掲げられていた。また「広東省沿海防護林体系建設工程計画(2016―2025年)」には「人工造林の創設」、「災害により損傷した林の修復」、「荒廃した森林の再生」、「困難な立地」、「枯渇した土地の緑化」が計画されており、2019年には7・58万亩(1亩=666・7㎡)の建設が完了したという。

今年は全省を挙げて「緑美南粤三年行動計画」を実施し、198㌔の生態景観林帯や1385件の緑化美化プロジェクトなどにより、2・5万亩を造林する予定だという。(4月22日)


広州の人気飲食店

取り箸の利用提唱

広州市内140余りの星付き飲食店で、4月20日(月)、「取り箸」の利用を提唱するキャンペーンが実施された。「取り箸キャンペーン」はこの2カ月余りで各界の大きな注目を集めており、既に116の有名飲食店及び193の住宅区が共鳴、参加している。

広州日報の取材によると、市内の5つ星ホテル併設のレストランでは、取り箸及びサーブ用スプーンが「標準配備」されており、あるホテルでは電子ポスターを使って客に取り箸の利用を呼びかけていた。また、客が席に着くと、レストランの従業員は190度の蒸気消毒ケースに食器を80秒入れる高温殺菌サービスを行っており、利用者からの評判は上々だという。(4月21日)


広州の公共図書館数

2019年は55館を増設

広州図書館は4月23日(木)の世界ブックデーに際し、「広州市図書館の城建設年度報告2019」を発表した。同報告によると、2015年以降、新館建設費のほかに、市が公共図書館に費やした総額費用は約21億元で、2019年の総額は約5億元、その内1・2億元は文献図書の購入に充てられたという。

昨年の市公共図書館の来観者数は延べ2940・84万人であった。中でも来観者数が最も多かったのは黄埔区公共図書館で、延べ321・99人が訪れ、登録読者数は23・264万人、登録率は20・21%であった。(4月22日)


盐田区の業務再開率98%

経済回復へまず一歩

深セン晩報によると、深セン市盐田区で近日、業務再開をした企業は9941件、業務に復帰したスタッフは14万549人に上った。中でも、中堅企業の業務再開件数は485件で、全体の98・4%に達したという。

盐田区はこれまで、住民および関係者に対して厳しい健康管理を行っており「早期発見」、「早期報告」、「早期隔離」、「早期治療」に努めてきた。さらには区外からの来訪者に対しても、徹底した検査を行ってきたので、現在の結果に至ったという。

業務再開した企業には物流、卸、科学技術や不動産、建築業界のほかに、飲食業界も含まれている。また、インフラ整備関係の工事はすべて再開している。(4月21日)


広東省のGDP発表

前年に比べ減少

広東省統計局はウェブサイトで4月21日(火)、2020年1~3月までの経済状況を発表。同発表によると、広東省のGDPは2兆2518・67億元、前年に比べ、6・7%減であったことがわかった。

また同発表では、第一産業の付加価値は876・60億元で前年比0・3%減、第二産業は7987・07億元で前年比14・1%減、第三産業では1兆3664億元で前年比1・5%減であったことも判明した。

同統計局は「たしかに1~3月までの主要な経済指標は前年と比べ明らかに減少した。しかし、経済状態は一歩一歩回復へ向かっている」と表明している。(4月22日)

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