今週の広東ローカルニュースを紹介

サムズ前海店の限定商品

巨大カップ麵にSNS沸騰

 深セン市前海エリアに最近、グレートベイエリア最大の会員制スーパー「Sam‘s(山姆)」がオープン。既存店にはない新商品に注目が集めており、中でも50㌢程もある巨大カップヌードルが連日TikTok(抖音)や快手などのSNSで話題を呼び、あるオンラインサイトでは1000元以上で取引されることもあるという。

人気の巨大カップ麵は1個168元で、会員一人につき1日2個まで購入が可能。この商品を求め、買い物客が長蛇の列を成した。店員によると、巨大カップ麺の中には、実は24種類の普通のカップ面が入っており、深セン前海店限定の商品だという。

同社購買担当によると、スーパーサイズのカップラーメンは生産者と共同し、消費者ニーズに合わせて製造した新規格。若い消費者に訴求するマーケティング戦略だという。(7月5日)


広東省今年の地震

9回中6回が河源

 中国地震台網中心は7月3日(月)、広東省河源市東源県でマグニチュード3・7の地震が発生し、震源の深度は9000㍍であると発表した。

同地震サイトの発表データによると、今年に入り、広東ですでにマグニチュード2・0以上の地震は9回発生しており、3・0以上は7回に及んでいる。また9回の地震うち、6回は河源市で発生しており、さらに4回は東源県での発生であった。

前回省内で発生したマグニチュード2・0以上の地震は、5月22日に湛江市麻章区の海域で発生。広州は地震が少ないがゼロではなく、市地震局によると、2023年以降に市管轄区でマグニチュード1・5以下の地震は2回発生している。(7月3日)


BYD上期売上126万台

タイに海外向け生産拠点

 深セン市で7月4日(火)、「中国ーASEAN新興産業フォーラム」が開催。BYD(比亜迪)董事長の王氏は「昨年3月、世界に先駆けてガソリン車の生産を停止。今年上半期の新エネ車販売台数は126万台に達し、昨年比96%増である」と発表。また、今年3月に初の海外生産拠点をタイに建設、年間15万台を製造する計画であると明かした。

中国は世界の3分の2を占める新エネ車製造国および消費大国である。2013年にASEAN加入後、市場の電動化とスマート化を加速している。(7月5日)


広東の猛暑、継続

水分補給をこまめに

 広東省気象台の予測によると、7月10日(月)~12日(水)は副熱帯高気圧の影響で広東省の大部分で猛暑となり、広い範囲で35度~36度の高温となるという。また一部の地域では最高気温が37度前後となり、夕方には局地的な大雨や豪雨が発生すると注意を促していた。

また同気象台は広東省では今後も猛暑が続くと予測。一部エリアではゲリラ豪雨が発生するようで、豪雨に遭遇した場合は屋内に避難するようにと注意喚起をしていた。また猛暑の影響で熱中症になりやすいので、こまめに水分補給をし、日焼け防止対策を行うようにとも話していた。(7月9日)


深セン宝安空港

国際便の再開が増える

深セン宝安空港では最近、「深センーブリュッセル」、「深センーモスクワ」のヨーロッパ路線が正式に復航。同空港は今年に入り、ロンドン、パリ、ローマ、シドニー、オークランド、ブリュッセル、モスクワ、計7都市との運航を再開し、現在、同空港の国際便が向かう都市の数は27になっている。

また同空港では夏休み期間中、バルセロナ、大阪などの国際線を再開もしくは増便するとも発表。今回運航が再開された「深センーブリュッセル」は海南航空が運営をしており、週2便(水曜、日曜日)運航。一方「深セン-モスクワ」航路は中国南方航空が運営をしており、週2便(木曜、土曜日)運航している。

(7月8日)

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