今週の広東ローカルニュースを紹介

小学校でトライアル開始

夏休みの学校託児サービス

深セン市は7月11日(日)、「市教育局小学生夏季休暇託児サービス業務の通知」を発表。夏休み期間中、市が指定した学校で、託児サービスのテスト運用が始まるという。

同サービスは全市10区のパイロット校で実施。具体的な対象校の数や場所は各区の実際の状況により決定される。また、サービス期間は原則7月19日(月)~8月20日(金)。土曜、日曜日は含まず、2期に分けて行われる。各期の場所や時間は学校が調整し、保護者や大学生ボランティアなどが参加するという。

サービス内容は基本的に児童の見守りが主で、生徒が十分な休息を確保できるよう、組織的な学科補習や宿題の追加を厳しく禁止する。またパイロット校は教室、図書館、運動場などの設備を開放し、文化・スポーツ体験、社会活動、職業体験を通じて心身の健康バランスを高める活動を行う。サービスは有料だが、経済的に貧困な家庭は免除される。(7月12日)


「三伏」に突入

台風の発生に注意

新華社は、7月11日(日)より、中国全土は1年で気温と湿度が最も高く、蒸し暑い時期である「三伏」に突入したと報道。気象庁によると、この時期、華南地区では台風が発生しやすく降水量が多くなるので注意が必要だという。

三伏はそれぞれ「頭伏(7月11日~20日)」、「中伏(7月21日~8月9日」「末伏(8月10日~19日)」と3つの期間に分けられ、今年の三伏は8月19日(木)まで、40日間続くという。また、三伏の時期は高温多湿のサウナのような気候が頻発し、熱中症になり易い。国家気候センターによると、今年は全国的に例年よりも気温が高くなる見込みで、外出時の暑さ対策を呼び掛けている。(7月12日)


就業人口、過去最高水準

非深セン戸籍が80%

深セン晩報によると、2021年6月末時点で、深セン市の就業人口が8万5831人に増加。全市で1241万人であったことがわかった。また就業人口は前年と比べ6・1%増加。過去最高水準であり、そのうち、非深セン戸籍者は997万人、全市失業者の再就職者数は1万9688人であったという。

市人社局は高卒生の就職支援を強化するため、月例オンライン求人イベントを開催。オフライン5会場とオンライン9会場の求人会では、累計1万人を超える求人枠を提供した。(7月13日)


広州BRT、夏季ダイア

アイドルタイムも増発

 大洋網によると、7月中旬より「広州BRT(バス高速輸送システム)」は、夏季の繁忙期に突入。アイドルタイムや夜の時間帯にバスを増便させるなど、夏季ダイヤを新たに設定したという。

広州BRT関係者は「我々は夏季期間中、朝晩ピーク時の混雑を防ぐため、これまでの実績を活かし、様々な対策を施す準備ができている。また、そのほかにも夏休みで自宅に戻ってきている学生が快適に市内移動ができるよう、アイドルタイムや夜などの時間において、バスの運行間隔を縮める準備をしている。さらに、天河商圏や市内の公園や観光地を繋ぐBRTはバスの増発を行っていく」と話していた。(7月12日)


深セン空港、客足戻る

今週中に正常な状態に

 深セン晩報が7月13日(火)、深セン宝安国際空港から得た情報によると、同空港はここ最近の1週間で、航空機の発着数および利用者数が増加。7月11日(日)の出入航者数は10万人、当日便は900便を突破し、今週までに空港利用状況などは新型コロナウイルス感染症流行前の状態に戻るだろうと予測されている。

新型コロナウイルス感染症の抑え込みが成功し、ビジネス需要が急速に回復するにつれて、深セン宝安国際空港ユナイテッド航空会社はいち早くビジネス路線を復活。深センー上海、北京、成都などの人気ビジネス路線は、新型コロナウイルス感染症流行前の9割近くの状態に復帰したという。(7月14日)

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