今週の広東ローカルニュース

ステイホームグルメが人気

新型消費、「宅経済」が鍵

広州日報の調べによると、5月1日(金)から始まった労働節休暇中、冷凍食品の売上が昨年同期比2倍、半加工食品は3倍となったことがわかった。また、老舗ブランドのテイクアウトやネット上で話題となった商品が人気だという。

体育東路、百福広場にある広州酒家傘下の「利口福食品」では、オンラインで受注したテイクアウト商品の準備に大忙しであった。「店内の席数は少ないが、オンライン注文が急増した。事前に半加工食品や冷凍食品の仕込みをしていたので、連休中の売上は上々だった」と店員は語る。広州酒家責任者は、老舗ブランドを自宅で楽しむ新しい食のスタイルが人気だという。

生鮮食品デリバリーの「盒馬鮮生」天河北路曜一城店の配送員も、この5連休は休みがなく、プラットフォームが発行した割引券対象商品やライブコマースで紹介された商品が多く売れた。(5月6日)


深セン空港

便数6割まで回復

 深セン空港を離発着する1日の平均便数が、新型コロナウイルス・COVID―19発生前の6割まで回復したことがわかった。また現在までに、深セン空港は国内120近くの旅客ターミナルへ運行が再開し、深センの各企業で出張ニーズが高まっている。

統計によると、今年第1四半期に深セン空港を利用した旅客数は合計延べ683・4万人、便数は6万2500便で、その内、深セン空港の3月単月での旅客数及び便数は、粤港澳大湾区空港に次いで、国内第2位であった。2月下旬から深センの企業が業務を再開し始めたのに伴い、深セン空港は成都、重慶、鄭州、南京等の労働力が集中する都市への臨時増便を推奨し、これら復興便に対して減額措置を採った。(5月5日)


5連休レジャーの主流は

近郊への短距離ドライブ

 深セン及び中国全土で新型コロナウイルス・COVID―19が収束に向かったのに加え、今年の労働節休暇が5連休であったため、深セン市及び周辺エリアで帰省や友人を訪ねる人の数が増加した。

交通運輸局によると、5月1日~5日に深セン市の陸路(道路及び鉄道)、海路、空路交通を利用した旅行客の数は延べ180・22万人で、民間航空や鉄道及び地下鉄の利用者が増加してきている。地元近郊への短距離ドライブは市民の連休レジャーの主流で、市内の主要観光地や商圏周辺で人や車の数に明らかな増加が見られた。(5月6日)


大気汚染防止プロジェクト

ディーゼル車の規制

深セン晩報が5月7日(木)、深セン市生態環境局より得た情報によると、深セン市大気汚染防止指揮部は、4月10日(金)、大気汚染・緑化促進を目的とした「2020年深セン藍継続行動計画」を公表。同指揮部は、ディーゼル車やガソリン車の規制などを含む10大プロジェクトを施行し、PM2・5の平均値を25マイクロ㎥に抑えるよう努めていくと宣言した。

同計画によると、2020年末までに、市内中心部の500㍍範囲内にバス停や地下鉄駅などの公共交通機関を配置し、ガソリン車の使用を減らすことも記載されている。さらには緑化促進の一環として、法律に従い、野外のバーベキューも禁止するという。(5月8日)


虎門大橋で振動

調査チームが原因究明

 広州市南沙区と東莞市を結ぶ虎門大橋で5日(火)14時頃、強い振動が発生。一時、通行封鎖が行われた。

また、翌5月6日(水)には、事態を重く見た広東省交通集団は、広東省交通運輸庁と協力し、12人の専門家による調査チームを組織。虎門大橋振動原因の究明に努めると発表した。

専門家チームは初動調査において、虎門大橋の振動原因は、橋のガードレール側に設置したクッションドラムではないかと報告。特定の条件が重なると振動が発生することもあると語っていた。

一方、調査チームは、今回の振動で虎門大橋の安全面には問題がないことも発表。現在では通常通り、通行可能となっている。(5月7日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP