今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン輸出額12・5%増

中国内地で31年連続首位

 2023年広東輸出入情況新聞発表会で深セン税関副署長の潘楚雄氏が1月16日(火)、深セン市の貿易概況を報告。税関統計によると、昨年の深セン市輸出入金額は3兆8700億元で5・9%増加。史上最高規模となり、中国内地第2位であった。その内輸出額は2兆4600億元で12・5%増加。内地で31年連続首位となった。深セン市は広東省輸出入総額の46・6%を占め、省の対外貿易を2・6%引き上げた。

深センは貿易自主性が強く、保税物流環境も良好。「一帯一路」主要貿易相手国との継続的成長で、参加国や地区との貿易額は1兆3000億元、9・3%増、33・6%を占めた。

潘氏は輸出拡大の主要措置として、監督管理モデルを創りコンプライアンス指導を強化、リスクモニタリングで企業の早期警告と対応力を向上、エコルート開設で物流大動脈を広げると表明した。(1月17日)


ドローン配送回数

60万回で全国1位

 深セン市交通運輸局は1月15日(月)、2023年の市内物流業の売上見込みが3500億元に達し、昨年比6%増となると発表。ドローンによる荷物積載と一定規模の運用実現で、年間配送数は延べ60万回を突破し国内第1位となった。

深セン商報が市交通運輸局に行った取材によると、昨年新たに設置されたドローン航路は77本、離発着場所は73カ所。低空スマート飛行に融合したインフラ施設を建設し、低空飛行ビジネスの設置、連絡、航路、サービスに関するサイトの開設を行った。昨年末、市交通運輸局や工業データ化局等7部門は低空経済発展支援に関する措置を発表し、ドローンによる低空配送物流を奨励している。(1月16日)


2024年愛国路迎春花市

2月3日~2月9日実施

 深セン市で2月3日(土)~2月9日(金)に「2024年愛国路迎春花市」が開催され、311店舗が出店。出店ブースは5つのゾーンに分けられ、生花店、年越しグッズ店、フード店などが設けられる。

これに伴い、1月19日(金)22時~2月10日(土)9時まで、愛国路、東門北路、怡景路、黄貝路、華麗路は封鎖され、全面停車禁止となる。2月3日(土)7時~2月9日(金)10時の花市開催期間は、愛国路、東門北路、怡景路の一部区間のバス専用道と鴻業街両側車道が臨時駐車場になる。(1月16日)


珠海行きシャトルバス

さらなる増発

 広州日報によると、広州各地より中国マカオの出入口である珠海拱北口岸行きのシャトルバス便数が1日14便から24便に増加。シャトルバスは全日運行しており、月曜日から木曜日は、平均30~60分の間隔で運行されており、多くの市民は気軽に中国マカオに行くことができるようになったという。

また関係者によると金曜日、土曜日、日曜日は平均5~30分の間隔で運行。週末、広州発拱北行きの始発便は7時半、拱北発広州行きの最終便は20時半に出発するという。

シャトルバスのチケット購入はWeChatミニプログラム「如约城際巴士」から可能。(1月17日)


ICカード、深港一卡通

販売枚数3万枚超え

 深セン市深セン通有限公司は最近、非接触交通系ICカード「深港一卡通」の販売枚数がおおよそ3万3000枚に達したと発表。現在、中国香港を含め、中国全国336都市で利用できるという。

深港一卡通は2023年8月より販売が開始されて以来、多くの市民が購入。中国香港で利用される交通ICカード「オクトパスカード」の機能も有しており、人民元と香港ドル、どちらでもチャージが可能で、中国香港の公共交通で利用できるのはもちろん、ショッピングでも利用することができるという。また同カードは中国全国でも利用できるのも大きな特長で、現在では336都市の公共交通で使用可能になった。(1月19日)

 

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