今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン港のコンテナ数

年間3000万個突破

 深セン商報は1月4日(水)、深セン市交通運輸局の初期統計で2022年深セン港のコンテナ取扱量が3003万5600万個で昨年より4・39%増加し、初めて3000万個の大台に乗ったと報道。深セン港のコンテナ取扱数量は上海、シンガポール、寧波舟山港に次ぎ、世界第4位になる見込みだという。

2022年、深セン港は国際運航便を4本増やし、累計295本を運行。同市交通運輸局会は関連部門などと一緒に深セン港のハブ化を積極的に推進した。

統計によると、2022年に深セン港は新たに11の組合港を開港し、計26の組合港を有するという。同時に、内陸港のシステム構築により、鉄道と船舶の貿易物流連携が向上。省や市の要請を受けた緊急コロナ対策では、深セン香港越境水路快速線が設けられ、昨年2月から運航を続けている。(1月5日)


小漠国際物流港

国内最大船が出航

 国内最大の自動車運搬船「玉衡先鋒」号が1月4日(水)、215台の自動車を積載し、深セン市深汕特別合作区の小漠国際物流港から、中東ペルシャ湾に向けて出港。出航式には、関係各署の代表らが出席し、自動車クラクションと船舶汽笛の熱烈な歓声に包まれた。

同港は深汕特別合作区の陸海の交通連携と国内外物流を支える重要な港で、水深の深さや近隣にBYD(比亜迪)の拠点を有する優位性がある。昨年4月に小漠港~上海間の貿易航路が開通し、BYDの輸出車両336台が初出航。また昨年末に国際通行証を取得し、国際物流の窓口として自動車産業サプライチェーンの総合プラットフォーム機能を強化していくという。(1月5日)

 


海琴橋が開通

横琴金融島の5橋全て完成

珠海市の横琴金融島では最近、外部に通じる「海琴橋」が開通。これにより、横琴金融島に架かる5基の橋が全て完成し、市政府のインフラプロジェクトが全部完了した。

横琴金融島の面積は13万㍍で、海琴橋以外に、海貝橋、海韵橋、海鳴橋、海翼橋の計5本の橋がある。海琴橋は島の人口河川の入口に位置し、橋梁の高さ58㍍、幅192㍍、総重量約1100㌧。独特でシンボリックな結合様式で、動態的でインパクトのあるデザインが、横琴金融島において目を引く建造物となっている。(1月4日)


広州市の食料価格

野菜以外は下落

 広州市発展改革委員会は1月10日(火)、食料品および日常用品に関する価格について報告。同委員会によると、先週より野菜を除く、肉、卵、海産、果物の価格が下落しているという。

報告によると、野菜の価格は上昇率が鈍化しつつも6週連続で上昇。一方、豚肉は7週連続で下落、卵もわずかではあるが引き続き下落したという。また果物は取引の最盛期を迎えており、輸入チェリーやドリアンが人気を集めているという。

野菜の価格上昇について、関係者は「春節のため、多くの出稼ぎ労働者が帰郷し、野菜の需要が減って、野菜の取引量が減少したためである」と話していた。(1月10日)


北駅に医療チーム

乗客の安全を確保

 深セン鉄道は1月10日(火)より「春運(旧正月の春節時期に交通量が多くなる現象)」を安全・安心に過ごしてもうため、深セン北駅西広場に「医療サポートチーム」を設立。駅の営業時間に医療救助などの便利なサービスを提供できるよう、医療スタッフを派遣しているという。

鉄道関係者は「我々は乗客の安全のため、医療サポートの準備は急務と考えていました。そこで龍華区の医療部門と協力し、今回、北駅西広場にサポートチームを作ることになりました」と設立の経緯を語ってくれた。

深セン鉄道によると深センからは長沙、武漢、成都、重慶、南昌、福州、アモイなどに移動する人が多くなるという。(1月11日)

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