今週の広東ローカルニュースを紹介

12月週末、バス無料

電信衛生号で衛星電話体験

 深セン市内を東西に走り、大梅沙海浜浴場、東部華僑城、仙湖植物園など、約30カ所のバス停に停車する路線M191路線の運賃は12月9日(土)~31日(日)の土曜日と日曜日だけ、無料。これまで、多くの市民に利用されている。

M191を走行するバスは「電信衛生号」という名称。車体に記された「スマホで衛星接続」、「衛星サービス利用可」が注目されている。

車内では誰でも簡単に衛星通信を利用でき、携帯電話の電波がない場所でもスマホがあれば直接衛星に接続して受電と架電、ショートメッセージの送信が可能であるという。操作方法は簡単で、SIMカードや番号の交換も不要だという。利用者は10000へ電話するか、「深セン電信」の微信公式アカウントで手続きを行うと、すぐにスマホで衛星電話が使用できる。(12月12日)


南航で新路線就航

ポートモレスビー

 中国南方航空は12月20日(水)より、広州~パプアニューギニア首都・ポートモレスビーの直行便運航を開始。同路線は中国内地から南太平洋諸島へ就航する初の定期ビジネス線で、中国とパプアニューギニア両国の経済貿易、文化、観光を促進する。

パプアニューギニアは南太平洋諸国最初の「一帯一路」加入国で、現在中国は同国第3位の貿易相手国である。南方航空は同路線でボーイング737ー8型機を使用し、毎週1便を運行。往路は水曜日の中国時間午前1時に広州白雲国際空港発、現地時間10時15分にポートモレスビー空港着。復路は木曜日の現地時間9時発、中国時間14時15分着で、飛行時間は約7時間15分となる。(12月12日)


春節帰省の団体乗車券

広鉄で12月18日受付開始

 中国鉄路広州局集団有限公司(以下、広鉄集団)は12月18日(月)から、2024年春節帰省の団体乗車券受付業務を開始。申込は指定オンラインサイトで行い、購入の利便性を図る。

広鉄集団は外地から就労に来ている人の春節帰省ニーズに応えるため、5人以上の個人グループ又は30人以上の企業向けに外地労働者団体乗車券の予約受付を開始。企業申請者は同社正社員、個人申請の代表者は乗車本人でなければならず、代理や委託は認められない。予約後の変更等は通常通り12306公式サイトで可能。(12月12日)


広州の電動自転車
一部区間で走行禁止

 広州市人民政府は12月15日(金)より、平日8時~9時半と17時半~19時の時間帯、天河東路、猟徳大道(花城大道より北側)で電動自転車の走行を禁止。併せて、平日8時から19時の時間帯、黄浦大道西(石牌東路より西側)、東風東路、東風中路、東風西路(西場交差点より東側)での走行も禁止したという。

また中国輸出入商品交易会(広州交易会)が開催されている期間は、毎日8時から19時まで新港東路(展示東路から展示南までの区間)と展示東路での電動自転車の走行を禁止する。今回の措置は半月ほどかけて告知。対象道路には100個近くの電動自転車制限標識を増設し、注意喚起を促していた。(12月15日)


深セン市内の花火、爆竹

当面は打ち上げ禁止

 深セン市応急管理局のウェブサイトは12月11日(月)、「市内での花火・爆竹禁止解除の提案」に関する回答書を公開。同回答書では、北京や上海などの大都市ではエリアを選定し、政府が指定した時間内ならば花火と爆竹の打ち上げを認めているが、深センには安全が確保できるエリアが見つからず、当分は花火と爆竹の打ち上げを禁止すると記載されていた。

深セン市は北京、上海、広州などの大都市と比べ、面積は小さく(北京の1/8、上海の1/3、広州の1/4)、人口密度は最も大きい。さらに高層ビルの数も最も多く、花火や爆竹の打ち上げは、火災や死傷事故を起こす原因になるという。(12月15日)

 

 

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