今週の広東ローカルニュースを紹介

広州モーターショー閉幕

広汽、コンセプトカー発表

「第19回広州国際モーターショー」が11月28日(日)に閉幕。中国自動車産業の復興と創造、広州の強い消費活力をアピールした。

10日間の開催期間中、昨年比2万3000人増となる延べ78万5000人が会場を来訪。新型コロナウイルス感染症の影響で、各国の大型国際モーターショーが中止、または延期される中、広州モーターショーは世界で唯一2年連続予定通り開催され、新車発表台数、人気、売上共に好調だった。

広州日報の取材によると、最終日も会場駐車場は満車で、珠海や東莞等の大湾区から多くの人が来館していた。多くの自動車メーカーが今年は部品欠如や原材料高騰の影響で納期が遅れ、幾つかの新モデル車は来年4月の納車となるが、購入予約に影響はないという。また、低炭素排出の純電動車が主流で、今年出展された新エネ車は241台で、昨年同期と比べ70%増加した。(11月29日)


単車の交通違反率

宅配バイクが13%

広州交通警察の発表によると、今年、電動バイクの交通違反件数は98万5000件で、昨年に比べ178%も増加。中でもネット予約配送員の違反件数が13万件で約13%を占め、昨年比278%に増加したという。違反行為の内容は信号無視で40%、車道外走行は36%、逆走が16%となっている。

生活に不可欠となったデリバリーサービスだが、交通違反が横行し、運転手の安全と交通秩序を脅かしている。デリバリー14社のうち8社の配送員の平均違反率が10%を突破。配送員は配送遅延による罰金を避け、出来高報酬を追求するため違反行為が多いという。今後は安全面も優先できるよう、多方面の協力と努力が必要だという。(12月1日)


小梅沙海洋世界で封鎖式典

2024年に再開予定

 小梅沙海洋世界海洋館の封鎖式典が11月30日(火)に開催。同館は2019年12月に既に閉館しており、2024年に敷地面積約6万㎡、総建築面積13・19万㎡、世界最大の水槽を備えた大型テーマパークとして生まれ変わるという。

新たなテーマパークの目玉スポットは高さ11㍍、直径15㍍、容積6万2280・8㎥の世界最大の水槽「青い洞窟」。10万匹のイワシが泳ぐ水槽にプロジェクションマッピングが融合し、海洋生物と音と光の新世界に浸ることができるという。(12月1日)


深セン書展が閉幕

来訪者155万人

 深セン晩報によると、深セン書城羅湖城、南山城、中心城、宝安城、龍崗城、龍華城など市内7カ所で開催されていた「第三回深セン書展」が11月28日(日)に無事に閉幕。10日間の会期で、155万人の市民が来訪。書籍の売上金額は2752万元に達し、歴代最高を記録したという。

深セン市では11月2日(火)より1カ月間、「第22回深セン読書月」と題し、市内260カ所で読書啓蒙を行うイベントを実施。延べ1000万人の市民から注目を集めていた。また、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、一部イベントは中止となったが、12月初旬に再度実施するという。(11月30日)


宝安国際マラソン中止

2022年に開催延期

 深セン宝安国際マラソン組織委員会は、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、2021年12月11日(土)に開催する予定であった「深セン宝安国際マラソン」の開催中止を決定。「2022年に改めて開催する用意がある」と関係者は述べているが、具体的な開催日時はまだ発表されていないという。

深セン宝安国際マラソンは2016年に初めて開催。これまで4回実施されており、中国陸上協会から「金メダル大会」と表彰され、国際レベルのクオリティと規模を証明されている。また同マラソン大会は、深セン市宝安区の知名度向上に大きく寄与する深セン市の一大イベントでもあったという。(11月29日)

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