今週の広東ローカルニュースを紹介

卒業旅行シーズン到来

今年は「安心旅」が鍵

広州日報によると、今年の全国統一大学試験考試(高考)の結果が7月23日(木)に発表され、各旅行会社は受験を終えた学生を対象に、キャンペーンを開始。人気テーマパーク「広州長居隆歓楽世界」や「広州融創楽園」、深セン東部の華僑城」などの入場料が安くなるサービスが人気を集めている中、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでの価格重視から品質と安全重視へシフトしているという。

旅行代理店大手のシートリップ担当者によると、現在80%以上の消費者が「安心旅マーク」のある旅行商品を予約。毎日消毒、検温、食器消毒済み、マスク着用等を基準としたサービスを選ぶ傾向にある。また、同社ではオンライン予約の全商品について、いつでもキャンセル可能等の柔軟な対応をとっているという。

「卒業シーズン割」対象商品の予約には、今年度受験生の身分証などが必要となる。(7月23日)


深センの5G基地

建設プロジェクトを加速

深セン市は7月21日(火)に新聞発表会を開催。今年以降、5G基地や工業インターネットなどの新インフラ建設プロジェクトを全力で推進すると発表した。

近日発表された「新インフラ建設実施意見」では、初期段階として95項目に上る建設プロジェクトを計画。5Gネット回線および衛星通信などの通信インフラ施設の整備に集積回路、バイオ医薬などに関する施設やスマート製造、スマートエネルギー、スマート交通などに関する施設の建設を予定している。また深セン市では今年8月末までに、5G基地4・5万基を建設。全市内に5G回線を敷設する計画であるという。投資総額はおよそ4119億元になるという。(7月22日)


龍華区がごみ分別告知強化

新ロゴと宣伝動画を発表

「深セン市生活ごみ分類管理条例」が、2020年9月1日(火)から施行。それに伴い、龍華区では7月22日(水)、生活ごみ減量を目指す新ロゴ「美しい龍華、私から始めよう」を発表した。区は市民のごみ分別意識を高めるため、ポスターやショート動画などの告知を製作し、オンライン及びオフラインを組織して、多様な宣伝活動を全面的に展開する。

龍華区は今年末までに、家庭の生ゴミ回収量を1日当たり平均0・1㎏にし、生活ごみの回収利用率を38%以上にするのが目標だという。(7月23日)


深セン市騒音対策

最高5万元の罰金

深セン市人大常委会は最近、公式ホームページで「深セン経済特区環境騒音汚染予防条例修正案」を公開した。

同修正案には、建築関係業者は、工事などで騒音が発生する機材の使用がある場合、3カ月前に機材の種類、数量などの書類や騒音防止に関する技術的資料を環境保護部門へ提出しないといけないと明記。もし、機材情報の申告拒否や虚偽報告を行い、関連部署からの是正勧告を拒否した場合は3万元の罰金を科すという。

また、近隣住民に対して関連情報の不開示、騒音防止策を講じず、作業を実施すると2万元の罰金。昼もしくは夜、作業証明書の要求通り作業を行なわないと、3万間の罰金に処するという。(7月21日)


違反タクシーを撲滅

重点監督エリアを設置

広州日報の調べによると、近日、広州市交通運輸局と広州市公安局が「空港や駅および付近で巡回するタクシーに対する通知」を公布。同通知の有効期限は5年間だという。

同通知によると、広州東駅、広州南駅、天河客運駅、東駅バスターミナル、白雲空港などを巡回タクシー重点監督区域とし、今後、巡回タクシーは関係者の指示に従い、定められた停車エリアでのみ、乗客を乗降車させなくてはいけない。万一タクシー運転手が、乗車拒否、運賃交渉、定められた場所以外で乗客を乗り降りさせるなど、関連規定に違反した場合は、市公安交通警察と市交通執行部門が法令に従い、ビデオ検証や現場検証を実施。違反者を処罰するという。(7月22日)

 

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