今週の広東ローカルニュースを紹介

黄埔大吉沙島で新米収穫

1亩あたり収穫量600㌔

 広州市にある黄埔大吉沙島で新米の収穫期を迎え、今年の二毛作後期の収穫量は1亩(約667㎡)あたり600㎏を超える見込みだという

大吉沙島の収穫作業は、無人稲刈り機で行われ、操作員は運転席から観察するだけで操作は不要。稲刈り機は稲を刈り終えると、自動で傍の無人運搬機へと移動し、全自動で稲刈りが完了するという。

隆平農業科技黄埔研究員常務副院長によると、今年の試験田では全国各地から集めた苗や研究院が自主培養した品種150種余りを栽培。二毛作前期の生産量が650㌔を突破し、後期の収穫見込みも喜ばしい状況だという。

大吉沙島の試験栽培品種「黄埔香(玉針香)」は、第1回及び第2回の全国良質稲品種品評会で金賞を受賞するなど評判が高まっており、研究員では今後もカドミウム蓄積の少ない品種の選抜、育種、実験的実証を継続していくという。(11月22日)


深セン美術館の新館

新たな人気スポットに

 深セン美術館(新館)が11月6日(月)、深セン北駅ビジネスセンターエリアに正式オープン。11月21日(火)までの2週間で来場者数はすでに5万5000人を超え、映えスポットとして文化的なランドマークとなっている。

深セン美術館(新館)は1日6000名の事前予約制となっているが、基本的に毎日定員に達し、週末2日間の予約は週の半ばには埋まっている。抖音(TikTok)や小紅書(RED)などのSNSプラットフォームでバズり、展示以外に新館建物も映えスポットとして人気を呼んでいる。

新館オープン以来、各大手メディアが挙って取材し、国、省、市レベルで100社を超える機関が報道しているという。(11月22日)


深センブーゲンビリア花展

93万人が来場

 蓮花山公園と勒杜鹃谷公園で11月19日(日)から10日間「2023深センブーゲンビリア花展」が開催。メイン会場の蓮花山公園には延べ約69万人、サブ会場の宝安区勒杜鹃谷公園へは延べ約24万人が来場し、合計延べ93万人が訪れると予想されている。

蓮花山公園では20万㎡の敷地に280種を超える品種が展示され、園芸市、カフェ、ブックマーケット、ワゴンセーウ等の露店も並び賑わいを見せる。また、市民の学術交流会やいけばな展等、70余りの会場イベントも催される。(11月21日)


広州-安陽の直行便

11月29日より開設

 中国南方航空は11月29日(水)より、広州-安陽直行便を開設。毎週月、水、金、日曜日に運航する計画で、フライト時間は約2時間半を予定している。南方航空関係者は「利用者に新たな旅行先の選択肢を増やし、旅行需要がさらに高まるであろう」と新路線開設を喜んでいた。

安陽市は河南省の最北部に位置。1960年代、10年余りの年月をかけ、海抜1000㍍の山の断崖絶壁に、人工的に山を切り開いて作った運河「紅旗渠」や20世紀最大の最大の発見とされた甲骨文字が発見された世界遺産「殷墟」など、多くの名所旧跡があるスポットで、中国国内より多くの旅行者が訪れている。(11月23日)


空港にヘルスコーナー

無料で診断が可能

 広州白雲空港第2ターミナルで11月22日(水)より、3カ月のテスト期間を経て、AIなどの最新技術を搭載した健康診断センター「健康驛站(ヘルスコーナー)」を開設。同コーナーでは24時間サービスを提供しており、空港利用者は無料でセルフの健康モニタリングを行うことができるとい。

広州白雲空港のヘルスコーナーは第2ターミナルの国内到着ロビー51番附近に設置されていて、身分証明書、WeChat、顔認証など、様々な方式で登録すると利用が可能。身長、体重、血圧、血中酸素、体温などのバイタルチェックができ、オンラインで良しと健康相談ができる。

(11月23日)

 

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