今週の広東ローカルニュースを紹介

国内旅行、2~3割回復

小型・テーマ・個別化が鍵

国家文化旅行部は7月14日(火)、省を跨ぐ団体旅行ツアーを172日ぶりに解禁すると発表。同発表を受け、中国南方航空と旅行会社が販売した「雲南省西双版納行き30人の団体ツアー」は即完売。夏季休暇を迎えた深セン市民の旅行意欲が高まっていることがわかった。

 また、南方航空は深セン―西双版納間の直行便を毎週月、水、金、日曜日に新設。7月10日(金)に運行を開始した深セン―大理便も人気だという。広東省旅行協会によると、新型コロナウイルス感染症の影響で、4月に旅行を希望する人は20%未満だったが、7月には80%近くに上昇。現在深センの国内旅行業は2030%までに回復している。新型コロナウイルス感染症予防が常態化して以降、国内旅行業界では新たな変化が生じ、感染対策、安全保障、環境衛生へ関心が高まっている。また、今後は「小型化」、「テーマ化」、「個別化」への対応が鍵になるという。(7月28日)


広州経済回復基調

三次産業プラスに

広州日報によると、広州の第2四半期経済状況は、医療保険関連のバイオ製薬で昨年比96・6%増となったことが判明。また、工業生産の加速が経済回復を牽引。そのほかにも、情報サービス業や金融業などの経済成長率が、マイナスからプラスへ転じたという。

6月末時点の各産業GDPは、市内一定規模以上の第一次産業で、対前年比5・7%増加。第二次産業は、栄養保健及び内食ニーズが高まり、2桁増となった。また、落ち込みの激しかった第三次産業も、逆境のなか回復基調を見せ、第1四半期のGDP対前年比マイナス6・8%から、今期は0・9%のプラスへ転じた。特に情報サービス、金融、固定資産領域が急速な増加傾向にあるという。(7月28日)


夏の交通事故件数

珠海、昨年より減少

珠海市交通警察は7月27日(月)、6月1日~7月23日の交通事故発生件数を発表した。

夏は交通事故が多発する季節であるが、今年は昨年同期と比べ発生件数が6件減少し、死亡者数も4人減少した。中でも、オートバイによる死亡事故が大幅に減り、対昨年比75%減であった。

今年の夏以降、珠海公安交通警察部は、路上での取り締まりを強化しており、飲酒運転、積載量超過、制限速度オーバー、過労運転、ヘルメット未着用等の違反行為に対する指導の効果が発揮したという。(7月28日)


深セン市の映画館

150館が営業再開

深セン晩報によると、7月24日(金)より深セン第一高楼平安中心に映画館「英皇電影城・平安金融中心IMAX店」がプレオープン。新型コロナウイルス感染症発生後、新たにオープンする映画館として注目を集めている。

同映画館は、2020年の春節にオープンする予定であったが、新型コロナウイルス感染症の流行で一時休業を決定。感染防止期間は、日々専門家を呼び、設備の消毒、調整、感染防止策を十分に講じ、営業再開に望んでいた。その甲斐もあり、プレオープン初日は400人以上の来場者で賑わったという。

また深セン市では7月25日(土)で150館の映画館が営業再開している。(7月26日)


広州のシェアサイクル

各サービスを審査

広州市交通運輸局は最近、2020年第二季の「広州市シェアサイクルサービス」に関する審査の結果を発表。同審査によると、最も評価が高かったシェアサイクルは、哈囉出行が運営する「哈囉単車」であったことがわかった。

今回の審査ポイントは「各シェアサイクル企業が自転車の放置や駐車状況をしっかりと管理でているかどうか」、「車輌データの把握が行なえているかどうか」など、数項目に及んだ。同局はこれらのデータを基に、客観的、科学的、公平性を持って審査を実施。評価を点数化し、結果を公表したという。

同審査では、車輌の放置、禁止区域内での停車管理などが、まだ十分に行なえていないことが判明した。(7月28日)

 

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