市交通警察の高考交通支援
大きな混乱なく無事終了
中国の大学入試センター試験「普通高等学校招生全国統一考試(以下、高考)」が7月7日(火)~8日(水)にかけて実施。深セン市交通警察は1000人の警官を動員し、市内の試験会場をバイクで巡回し、受験生をサポートした。今年の支援件数は15件で昨年よりも少なく、全体的に落ち着いていたという。
試験当日早朝、市交通警察は市内43カ所の受験会場に高考専用車を配備。指揮科副科長の呉凱鋒氏によると、市内主幹道路は7時30分前後に渋滞し始めたが、大きな事故もなく9時過ぎには正常に戻った。しかし、紅峯中学会場付近では道路の封鎖及び補修による遅滞が発生し、受験票などを忘れた女子学生が警官に助けを求めたという。警官はバイクで母親を自宅に送り、わずか7分で受験票などを持って会場に到着。学生は無事、試験開始に間に合ったという。(7月8日)
8日に高考終了
受験生が望むことは
外国語科目試験終了のチャイムが鳴り、7月8日(水)17時、2020年度の「普通高等学校招生全国統一考試(以下、高考)」が終了した。深セン市では4万人あまりの受験生が参加。2日間で4科目の試験が行われた。最終日、深セン高級中学会場の出口では、多くの保護者が花束を抱え受験生を出迎えたという。
高考を終えて、ほっとした様子の受験生たちに、今後の生活について聞くと、福田区外国語高級中学三年の巫さんは「試験後の休暇を利用し、運転免許を取得する予定だ」と教えてくれた。また、深セン市第二高級中学三年の呂さんは「試験後はボランティアに参加する予定だが、その前に両親と一緒に憧れの内モンゴル旅行に行きたい」と語った。(7月9日)
深セン地下鉄6、10号線
試運転開始、8月開通予定
深セン晩報によると、深セン地下鉄の6号線と10号線は試運転期間を経て、8月に通常運行を開始する予定であることが明らかになった。
地下鉄開通後、6号線は光明区まで繋がり、始点から終点までの所要時間は約65分となる。また、10号線は深センの南北を結ぶ動脈として「福田口岸」駅から「平湖」駅を45分で走行し、海上交通と高速鉄道へのアクセスも便利になるという。
試運転は6月末~7月中旬にかけて20日間実施。毎日6時20分~23時半まで、約4分~12分間隔で運行していた。(7月8日)
住みやすい街発表
深セン市、選ばれる
中央広播電視総台で7月6日(月)、経済番組「中国経済生活大調査」を放送。番組内で2019年~20年までの「中国十大美好生活城市」のランキングを発表し、深セン市がトップ10入りを果たした。
今回のランキング調査は国家統計局、中国郵政集団公司、北京大学国家発展研究院が共同で実施。重要調査項目を満足度、幸福度、安全度とし、13万件にのぼる回答を集めた。
調査結果で、深セン市民は全国でもっともゆったりと時間を過ごしていることが判明。日々の余暇時間が2・83時間で全国平均より24分多かった。またトップ10には、深セン市のほかに上海、長沙、長春、北京、青島、昆明、済南、海口、厦門が選ばれた。(7月7日)
花城広場の渋滞緩和
地下駐車場、通行可能
広州日報の報道によると、朝夕のラッシュで珠江新城・花城広場付近に発生する渋滞緩和の措置として、近日、広州国際金融中心西塔と広州周大福金融中心東塔の駐車場が通行可能になることがわかった。これにより、多くのドライバーは渋滞を避け、黄埔大道、臨江大道、冼村路などへスムーズに行くことができるようになるという。
広州国際金融中心西塔の駐車場は、毎日8時~19時まで通行可能。広州周大福金融中心東塔の駐車場では、駐車場入り口から花城広場地下スペースへのルートのみ通行可能となっている。
関係者の話では「今回の渋滞緩和措置で、地上を走るより平均3~5分程度早くなる」と予測している。(7月8日)