今週のローカルニュースを紹介

白雲空港の旅客数予測発表

2030年延べ1億2000万

広州白雲国際空港の第三期拡張工事が、9月27日(日)より開始。現在、白雲空港は滑走路3本とターミナルビル2棟があるが、設計上対応可能な年間利用者数の延べ8000万人に迫ってきており、専門家によると、粤港澳大湾区及び国際ハブ空港としての役割を果たし、急速に増加している航空輸送ニーズに応えるため、拡張工事を行う必要があるという。

白雲国際空港の第三期拡張工事は、主に空港、航空交通管制、給油のプロジェクトに分けられ、中でも注目されるのは広さ約42万㎡の第3ターミナルビルの建設である。T3ビルは穂莞深城際鉄道、広河高速鉄路、広中珠澳高鉄及び地下鉄22号線北延区間に乗り入れ、現在地下鉄3号線が停車するT1、T2ビルと接続。白雲空港から20分圏内に「広州」駅、「広州白雲」駅及び琶洲地区、30分圏内に老城区や天河中心区を捉えるという。(9月28日)


飲食店で食べ残し禁止

罰金最高3000元

広州市城市管理工作事務室は近日、通知を発表。10月1日(木)より、市内飲食店に対し、食べ残し抑止の標識設置及び生活ごみの減少を促すための告知活動が行なわれているかどうか全面検査することがわかった。

告知方法は条例によって定められ「食べ残しはもったいない」、「食べ物を粗末にしない」、「必要な分量を注文しよう」などの標識を店内に掲示しなくてはならない。さらにデリバリープラットフォームへ掲載、生活ごみ分類表示に合わせて表示することも取り決められている。

食べ残し抑制キャンペーンの全体目標は、今年12月までに市内飲食店での標識設置を基本的に完了し、社会全体で食べ物を粗末にすることを恥ずべき行為とし、無駄にしない雰囲気を醸成することだという。(9月28日)


生まれ変わる、里仁洞村

番禺大道に万博公園建設

里仁洞村城市更新単元詳細計画が近日、市規画委員会を通過。里仁洞村が技術革新、商業オフィス、生態居住区を主とした産業エリアに生まれ変わることが明らかになった。

里仁洞村は番禺区南村鎮に位置し、600余りのオンラインショップ会社に3万人超が従事していることから、「番禺の淘宝村」と呼ばれている。同計画では、番禺大道に「万博公園」が建設され、地下鉄7、18号線「南村万博」駅、3、7号線「漢渓長隆」駅、佛山4号線東沿線「里仁洞」駅(計画)から、近隣地域へのアクセスが便利になるという。(9月28日)


水上バス、回復傾向

更なるサービスを提供

 広州日報の調べによると、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、減少傾向であった広州公交集団客船公司が運営する水上バスの乗客が回復傾向にあると判明。8~9月の2カ月、乗客数は昨年の同時期と同じ190万人までに回復。9月25日(金)には、新型コロナウイルス感染症流行以来、最高となる3万7000人の乗客数を記録したという。

同社が運営する水上バスは黄沙―金沙洲、芳村―広州塔、海心沙―長洲、南浦―黄沙などの区間を運航。今後は琶醍、猟徳、員村、金融城など珠江中心エリアに路線を拡大。携帯電話で水上バスチケットが予約できるようにするという。(9月27日)


深センのゴミ分類

目標は2020年末まで

深セン市人民政府は「深セン市生活ゴミ分類管理条例」遂行のため、今後、より一層のゴミ分類、管理の強化を宣言。生活ゴミの減少、リサイクル促進、市民の生活環境改善を行い、都市レベル向上に努めるという。

ゴミ選別・分類の意識を定着させるため、深セン人民政府は幼稚園よりゴミ教育を実施。小中学生にはゴミ分類に関するボランティア活動の参加を呼びかけ、小学4年の時はゴミ分類制度に関する授業を行なうという。

関係者は「深セン人民政府は2020年末までに深セン市全域で生活ゴミの分類を実施。生活ゴミリサイクル率を35%以上にすることを目標と掲げている」と話す。(9月30日)

 

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