今週の広東ローカルニュースを紹介

珠江琶醍の騒音問題

住民が深夜営業のバー訴え

 珠江新城の匯悦大台、海濱花園、広粤尊府の3つの住宅小区住人が最近、珠江琶醍のバーを騒音問題で再度告発。昨年12月以降、珠江琶醍の多くのバーが深夜~翌4時まで騒音を発し、近隣住人が交渉を重ねたが効果はゼロ。住人らは関連部門に幾度も訴えているが、依然騒音問題は改善されていないという。

珠江琶醍は華南地区最大のバー街で、国家AAA級観光地として、ビールを楽しみに国内外の旅行客が訪れる。近隣小区の住人、鄭氏によると、小区は珠江の対岸にあり、家の窓は防音ガラスだが、バーが流すロックミュージックの重低音やDJの大音量に悩まされているという。3月に測定した騒音の数値は63dB以上で、住環境騒音制限の国家標準である50dBを超え、心身の健康や正常な日常生活に影響を及ぼしている。琶洲街道は店に対し、聞き取り調査を行い、処罰するという。(3月20日)


中国家具博覧会

広州琶洲で開催

 広州市琶洲で「第53回中国(広州)国際家具博覧会」が3月18日(月)に開幕。住宅家具展は3月18日~21日(木)、オフィス・ビジネス展は3月28日(木)~31日(日)で実施。会場規模は85万㎡、出展ブランドは4700を超え、国内で最大規模の博覧会となった。

品質向上の促進を目指す今回の家具博では、消費の高度化傾向に合わせ、デザインに注目した展示が多くみられた。中でも、デザイン系の専門賞「華鑽賞(中国ダイヤモンド賞)」やデザイン展示コーナなどが目を引き、オリジナルデザイン創造の原動力となっていた。他にも15のテーマ別展示があり、シニア関連ではスマート睡眠家具が今年最も注目を集めた。(3月19日)


京東城市の旗艦店

華強北にオープン

 京東城市(JD iCity)旗艦店が福田区華強北にオープン。開店3日間の売上が2000万元を超えた。

同店は3C(コンピュータ・通信・消費財)、家電、家具店が集まり、没入型体験を提供。売場面積は1万㎡、20万種類を超える商品を販売。深センの京東会員にオフラインの商品展示場、ユーザー体験及び都市サービスを提供するセンターとなる。華強北は中国屈指の電気街で、安定した人の流れ、テックイノベーションの気運、良好なマーケティング環境があるという。(3月19日)


清明節の国内旅行

広州が第四位

 清明節連休を控え、多くの観光客が旅行の計画を立て始めていると広州日報が報道。複数の地元およびオンライン旅行会社によると、広州は国内旅行の目的地として人気を集めており、観光市場は小さなピークを迎える見込みとなっている。

オンライン旅行会社「携程」の提示したデータによると現在、航空券やホテルなどの予約が徐々に増加。中でも広州は清明節の国内旅行先都市ランキングで第四位に輝いているという。

一方、広州の人々が行きたい国内の旅行先は上海、深セン、珠海、長沙、武漢で、海外旅行だだと日本、タイ、韓国、シンガポール、マレーシアに人気が集まっているという。(3月22日)


深センのペットブーム

年々、加熱傾向

 情報検索サイト「天眼査」によると、深センのペットブームは現在、加熱しており、ペット関連企業は8万4000社以上。2021年から23年のわずか3年で深セン市のペット関連企業の登録数は倍増し、50カ所以上にペットフレンドリー型ショッピングセンターがある。

福田区の深セン会展中心で3月17日(日)から四日間、「第11回中国(深セン)国際ペット用品展覧会」が開催。17万人が来場し、展示会を大いに盛り上げた。

中国総合開発研究院によると現在、深セン市で飼われている猫と犬の数は50万匹以上。猫1匹に年間約4000元、犬1匹に年間5000元、毎年25億元が消費されているという。(3月21日)

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