今週の広東ローカルニュースを紹介

今年の春節大移動

南方航空11万便超予定

 2024年の「春運(春節と呼ばれる旧正月の時期に交通量が非常に多くなる現象))」は1月26日(金)~3月5日(火)までの計40日間。期間中、南方航空では11万3000便(1往復は2便にカウント)を超える運行を計画している。

南方航空グループの国内線は約10万8000便の運行を予定しており、従来人気の広州、深センから中部、西南、華東地区への往復便以外に、広州、北京大興、上海、深セン、武漢~長白山往復、寧波~ハルピン往復などの路線を開設。今年人気の「雪と氷」を見る観光路線は約800本増便した。また南方航空では増便以外に、積極的に大型機種の導入措置をとり、帰省客や旅行客の利便性向上をはかっている。

国際線では、今年人気の旅行先として日本や韓国、東南アジア等があり、春節期間は広州からチェンマイ、バンコク等の路線を増便する。(1月21日)


 C・ロナウド

深セン初訪問

 プロサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドが1月21日(日)午後、「2024グローリー・サッカーツアー・中国ツアー」に参加するため、初めて深セン宝安国際空港に降り立った。

C・ロナウドは1月24日(水)と28日(日)に深セン大運中心体育場で開催される試合に出場予定。対戦チームは上海申花と浙江となる。ロナウド出場試合のチケットは380元~4580元の6種類で、オンライン販売開始後、2分で完売した。

試合会場付近のホテル予約数は大幅に増加し、北京、上海、西安、広州、成都など全国から観戦客が訪れた。美団研究院副院長は「ロナウド効果」による経済効果は大きいと話していた。(1月22日)


黄埔軍校100周年記念

100人にインタビュー

 広州市で1月20日(土)、黄埔軍校建校100周年を祝う式典が開催。同イベントは辛亥革命記念館(黄埔軍校旧址記念館)と中国新聞社広東支社により行われ、100人の卒業生および子孫へのインタビューを通じて、当時の武勇伝やエピソードなどが紹介された。100人の口述ドキュメンタリーは撮影後放映されるという。

黄埔軍校は1924年、孫中山(孫文)が中国共産党と旧ソビエトの積極的な支持のもと創設した初の国民党・共産党合作の産物であり、開校以来、多くの人材を輩出した。(1月20日)


広東省GDP、13兆元

深センも着実に発展

 広東省第14回人民代表大会で1月23日(火)、広東省の2023年GDP13兆元を突破したと発表。また深セン市は、広東省の中で二番目となる1兆元を超える消費中心都市となり、広東省の経済は着実に発展していることがわかった。

広東省は実体経済を軸に発展し、特に製造業が経済発展を牽引。中でも新エネルギー自動車産業の発展は目覚ましく、年間生産量は235万台に達し、全国の新エネルギー車の4台に1台が「広東省製」であるという。また深セン市は車購入補助金や飲食旅行消費券などの消費促進政策を次々と打ち出し、国際的に有名な消費中心都市へと変貌した。(1月24日)


春節中、深センイミグレ

通関業務を24時間実施

 深セン市人民政府国岸弁務室は1月23日(火)、2月9日(金、除夕)から2月13日(火、初四)まで深セン湾イミグレの通関業務を24時間実施すると発表した。

同発表によると、春節期間中、深セン~中国香港間の往来が増加し、イミグレで混雑が発生するという懸念を受け、同政府間は協議を実施。協議の結果、期間限定(2月9日の6時半~14日の24時まで)で深セン港イミグレの通関業務を24時間実施することを決定した。また羅湖イミグレでは2月9日と11日(日)の二日間、通関業務を翌日2時まで延長して行うとしている。一方、そのほかのイミグレは業務時間延長などを行わず、通常通りに業務を行うという。(1月24日)

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