今週の広東ローカルニュースを紹介

グレートベイエリアの25社

フォーチュン500入り

 アメリカの「フォーチュン」誌が8月2日(月)、「フォーチュン・グローバル500の企業番付」を発表。ランクインした中国の企業数は143社で、アメリカの122社を上回り、首位を維持した。また今年初めて、フォーチュン500に加わった企業は全45社。そのうち、中国企業は18社であったという。

今年は「グレートベイエリア(粤港澳大湾区)」から25社がトップ500入りし、昨年より4社増えた。また25社のうち、広東企業は16社、中国香港企業は9社であったという。

広州市からは、新たに「広州市建筑集団有限公司」と「広州医薬集団有限公司」の2社がトップ500入り。ほかにも「広州汽車集団股份有限公司」、「中国南方電網有限責任公司」、「雪松控股集団」の計5社が選ばれた。

また新型コロナウイルス感染症の影響で、今年の500社全ての純利益総額は昨年比20%減となり、2009年以来最大の下げ幅となった。(8月9日)


地下鉄の排水能力

広州深圳で重点検査

 広東省では最近、大気が不安定な天気が続き、暴雨や突風などの自然災害が多発。省三防(防火・防災・防事故)と省応急管理庁は、7月31日(日)に、関係部門へ24時間体制及びリーダー交代制で勤務し、厳格に現場の管理を行うように求めた。

また同通知では、広州市、深セン市、東莞市などの大都市に対し、地下鉄の排水設備や設備能力の重点検査を行うよう指示。暴雨などで危険な状況が発生した場合は、運行の停止、乗客の避難、駅の閉鎖をすばやく行えるよう通知したという。

さらに同通知では、豪雨や強風のおそれがある区域の市、県、鎮の主要責任者は、同時に所轄エリアを離れてはならないとした。(8月3日)


電動自転車管理規定が施行

初日の警告件数1300件

 深セン市では8月1日(日)、電動自転車の走行ルールを規定した「深セン市電動自転車管理規定(試行)」が正式に施行。深セン交通警察は新規定の認知度向上のため、市内全域で大規模な啓蒙活動を実施した。

当日、市警察は全市に174組の取り締り部隊を配備し、朝8時から夜22時まで実施。11時~14時および17時~19時は、各大型ショッピングモールや飲食店が多く集まる場所で配送員のヘルメット着用情況を重点検査した。取り締り初日は1300件の警告書を発行。うち87件は宅配便とフードデリバリーの配送員への警告であったという。(8月2日)


広州、7月の気候概況

荔湾区で41度を記録

 広州市気象部門が最近、7月の広州気象概況を報告。同報告によると、7月は2度の暴雨襲来と6度の高温警報発令に見舞われたものの、台風7号「チャンパカ」の影響も少なく、比較的気候は安定していたという。

同気象台の統計によると、7月の広州市平均気温は30・3度で、ここ十年で約0・9度高く

、歴代3位であった。ただ、7月27日(火)~28日(水)にかけては最高気温が上昇し、荔湾区と从花区ではそれぞれ最高気温が41・4度と39・0度を記録。歴代1位の暑さとなった。

また、7月の平均雨量は140・2㍉で、ここ10年で37・4%も減少。例年に比べ、雨が少ない7月となったという。(8月2日)


深セン、ミルクティー事情

まだまだ成長続ける

深セン商報と読創連合専業調査機構は7月30日(金)、深センのミルクティー消費状況を調査する「深センミルクティー消費市場アンケート」を実施。同市の消費潜在能力と成長性について、分析を行った。

同アンケートによると、中国新式ドリンク市場の規模は2016年に291億元を記録。それ以降、急速に成長を続け、2019年には600%増となる2044億元に到達、2021年は2795億元になることが予測されている。

とりわけ、人気ドリンク店の投資は著しく、「奈雪の茶」は中国香港市場に58億香港ドルにもおよぶ戦略投資を実施。6月30日(水)には、中国香港で上場を果たしたという。(8月2日)

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