今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン-ニンティの直行便

南方航空で開通

 中国南方航空は7月26日(水)、深セン-チベット・ニンティ(林芝)間の直行便を就航。同路線は夏季の人気路線で、初フライトとなるCZ5843便の搭乗率は80%を超え、そのうち約4割が団体旅行客であった。また同路線は深セン及びグレーターベイエリアとチベット自治区ニンティ間の経済貿易連携強化などにおいても、両地区の発展を促進する。

ニンティは「東方のスイス」と呼ばれるほど美しい自然と多彩な民族文化を有する観光スポット。深セン-ニンティの直行便は週3便で、深セン発ニンティ行きは毎週水・金・日曜日運航。ニンティ発深セン行きは毎週火・木・土曜日運行となる。

データによると、7月26日までの深セン宝安空港の利用者数はすでに2019年同期水準を超えた。7月以降、新設・増便は国内外で20本近くに及び、今後も増加する計画だという。(7月27日)


広州地下鉄利用者

1日平均連続一位

 広州地下鉄によると、2023年上半期の1日平均利用者数は延べ807万3000人で、昨年同期比19%増となり、引き続き国内3位になったと発表。また休日の1日平均利用者数は国内で唯一延べ700万人を超え、1位であったという。

現在広州地下鉄の路線総距離は621㌔。利用者が最も多かったのは、5月の連休前日の4月28日で、延べ1097万5200人が利用し、1㌔当たりの乗客数は延べ1万7700人に達したという。また、今年は多くの郊外延線でも利用者数が増加。利用者数最多の上位3駅は体育西路駅、珠江新城駅、嘉禾望岡駅で変わらず、公園前駅、広州火車駅は各順位を上げ、4位と7位であった。(7月26日)


中国香港・中国マカオから大陸へ

新政策利用車両50万台突破

 広東関係部署は今年1月1日から中国マカオナンバー車両、7月1日(土)から中国香港ナンバー車両に対する中国大陸への通行優遇政策を実施。7月24日(月)までに、拱北税関が属する香港珠海マカオ大橋税関の通関車両台数が延べ50万台に達した。

7月以降、大橋税関の通関車両台数は1日平均延べ6500台で、そのうち中国香港・中国マカオ車両は延べ3800~4000台に達している。拱北税関への申請手続きは全ペーパレス化を実現し、オンラインで5分内に完了するという。(7月26日)


ドローンデリバリー

深センで3カ所目

 デリバリーサービスを提供する「美団」は7月28日(水)より、深セン盐田区の観光スポット「東部華僑橋」でドローンによるデリバリーサービスを開始。1・5㌔先にある大梅沙8号倉アウトレットモールを起点に行っているという。これにより、同社は深センで世界の窓、錦繍中華、東部華僑橋の3カ所でドローンを使ったデリバリーサービスを実施していることになる。

同社のドローンデリバリーサービスは、配達員が行くことができない観光地を限定に実施。利用者はスマホを使って注文すると、数分後には注文した商品を受け取ることができるという。(7月29日)


三元里に観光スポット

24年12月、完成予定

 広州日報は,広州市白雲区にある三元里で近々、三大文化観光スポットの建設工事が始まると報道。総投資額は2億2000万元で、関係部署は2024年12月の完成を目指しているという。

三元里は元々文化資源が豊富で、16カ所に国や市が認定した重要文化保護建造物が存在。今回の計画では、それらの歴史建造物と共存とする英雄テーマ記念スポット、ファッションショッピングテーマエリアなど3つの観光スポットエリアを建設。プロジェクトマネージャーは「我々は三元里が有する文化的景観の良さを最大限活かせるよう、リノベーション工事を行っていく」と話してくれた。(7月31日)

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