今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン、条例施行から1年

生活ゴミの分別回収率45%

 深セン晩報によると、9月1日(水)で「深セン市生活ゴミ分類管理条例」の施行から1年が経過。深セン市では9月6日(月)から年末にかけて、段階的な生活ゴミ分別の法執行を行うという。主な焦点は「分類投棄」、「分類収集」、「分類運輸」、「分類処理」の4つで、9月は同項目の集中執行段階として、住宅区および重点場所の回収・運搬・処理企業の違法行為を検査する。

法執行前日、市城市管理総合執法局と区総合行政執法チームは各住宅区を見回り、ゴミ分別状況を確認。「ゴミ置場が汚い」、「生ゴミがほかのゴミと一緒に捨てられている」などの情況について、住宅管理会社に改善通知書を出し、1日以内の改善を求めた。翌日未改善の管理会社は、同条例第20条に基づき2000元の罰金が処された。これまでに再生可能ゴミの増加、有害ゴミ分別回収量の増加などが見られ、市全体で生活ゴミ回収利用率は45%に達したと言う。(9月7日)


広東省の地震警報

振動後15秒以内

 広東地震台台長の黄志東氏は9月6日(月)、「広東省地震警報管理方法」新聞発表会で記者の質問に返答。同省の地震予測能力は22年に全省を網羅し、揺れ発生後、省内の大部分で5分~15秒以内、北西部は15~30秒以内に予測警報を発信する発表した。

同氏によると、広東省の地震予測システムは、19年初めに広東省および周辺省計607局の地震予測、深度、マグニチュード観測データを取り込むことに成功。 18年に始まった国家地震震度予測警報プロジェクトでは、総額9505万元を投じ、省沿岸の地震多発エリアで1172の各種予測観測台、国家及び省級の予測警報準備センター、21の市級データ発表センター等を建設予定だという。(9月7日)


東京パラリンピック

広東選手34名メダル獲得

 東京パラリンピックが9月5日(日)に閉幕。張海迪氏を団長とする437名の中国体育代表団は、最終的に金メダル96個、銀メダル60個、銅メダル51個の計207個のメダルを獲得。中国は5大会連続で金メダル及びメダル獲得件数が第1位で、メダル獲得総数は過去最高を記録した。また広東省からは34名の選手がメダルを獲得した。

広東省パラリンピック選手が獲得したメダル数は、金メダル8個、銀メダル17個、銅メダル3個の計28個で、車椅子フェンシング、水泳、重量挙げ等の競技で入賞した。(9月6日)


順豊が多額の投資

スタッフ育成のため

 広東省順徳で創業した中国国内大手の物流民営企業「順豊グループ」は、7月に第一線で活躍する配達員のスキルアップを目的とした2億元の投資を実施。その後も続けて5億元の投資を行い、すべての配達員のスキルアップおよび待遇改善を行っていくと宣言した。

同社では、配達員のキャリアアップの場を提供するための「発展保障計画」を策定。すべての従業員に対し、一般教育の学習と必要とされる技能の取得を推奨している。

また同社はベテランの配達員が倉庫管理者や営業マンなどのポストに異動できるようサポートを実施。従業員の様々なニーズに対応している。(9月7日)


グレープフルーツが旬

深セン市の赤石鎮

 深セン晩報は、深セン市深汕特別合作区の東北部にある赤石鎮では、名産のグレープフルーツ「赤石柚」の収穫が最盛期を迎えたと報道した。

赤石鎮は、亜熱帯区域で、気候も温和。雨量も多く、一年通じて緑が豊富で様々な果物を栽培するのに適した場所だという。

農園関係者は「この土地は肥沃で水質も良く、高品質のグレープフルーツを栽培することに適している。私たちは年間で2354㌧にも上るグレープフルーツを収穫しているが、この時期のグレープフルーツが最も旬で、ジューシーでありつつ、サッパリとした味わいが楽しめる」と語っていた。

(9月6日)

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