今週の広東ローカルニュースを紹介

羅湖区の浸水被害

昼夜無休の排水作業

深セン市では9月11(月)の昼から夜までに降り続いた大雨の影響で、多くの場所が深刻な浸水被害に見舞われ、できるだけ早く市民生活を復旧するため、羅湖区の各所で排水作業や電気普及作業が行われた。

応急部門は深セン市内から15チーム、市外から9チーム、省外(長沙市)から1チームが招集され、支援を実施。復旧にあたった人員の数は770人、応急スタッフの数は551人で、終日復旧作業が行われた。また、吸水ポンプなどの大型排水装備13台、スラリーポンプ車10台、小中型ウォーターポンプ車38台、救助作業車23台、照明等の応急装備も緊急配備された。

今回の大雨では、雨水が配電室に流れ込み、電力設備への浸水による影響が大きく、復旧に多くの時間を要したという。省や市の各部門が連携し、連日夜通しで修復作業にあたり、9月11日深夜2時、羅湖住宅の電気がついに復旧した。(9月13日)


偽物月餅を摘発

8割引で製造販売

 広州警察は9月11日(月)、海珠警察が最近、偽ブランドの月餅製造者を摘発したと発表。容疑者は35歳の王氏をリーダーとする偽物製造販売グループで計20人に上り、製造場所、倉庫及び販売拠点は4カ所あり、被害額は2000万元余りに及ぶという。

8月上旬、海珠警察はオンラインプラットフォームで市場価格よりも明らかに安い値段で販売されている某ブランドの月餅を発見。鑑定すると同ブランド登録商標の偽物であることが判明。半月余りの追跡調査を行い、外地の倉庫2カ所と偽物販売拠点を突き止めた。偽物の月餅は箱詰め、個包装で各2万個余りあり、300㎡のレンタル工房で、1日2~3万個製造されていたという。(9月11日)


初秋の風物詩カラマツ

広州市内の公園で青い実

 広州日報は華南国家植物園、海珠塑湖公園、麓湖公園、梁明成彫塑園など、市内数カ所で最近、多くのカラマツ(落羽杉)に緑色の実が実り、秋の到来を告げていると報道。カラマツの実はまだ紅く色づいてはいないが大変美しいと、市民が写真撮影に訪れているという。

秋から冬になると、緑色から赤褐色に変わるカラマツの木は、広州の街で馴染みのある風景。ピンポン玉のような丸い実はゆっくりと成長し、1年かけて成熟。最良の樹は、3~5年に1度しか開花せず、一度だけ実を付けるという。(9月12日)


深セン~カシュガル

直行便が開通

深セン商報によると、9月15日(金)より、深セン~カシュガルの直行航空便が開通。毎週水曜、金曜、日曜の3回、フライトするという。

カシュガルは中国の最西端の都市でペルシャ語で「玉の市場」を意味しており、西側諸国との経済、文化交流するための要所として注目を集めている。これまで深セン市は2010年にカシュガル市と付近のエリアを支援。これまでに累計で126億6500万元を融資しており、カシュガル一帯の人々と友好関係を築いてきた。

航空関係者の話によると「深センからカシュガルまでは約6時間半が必要で、国内で最も長い直行便である。」という。(9月14日)


深セン、補助金支給

自動車の購買意欲加熱

深セン晩報は、深セン市民の自動車購買意欲はまだまだ衰えることはないと報道。取材に応じてた市民は「市が発表した補助金制度は魅力的で、このチャンスを逃すべく、わざわざ家族と一緒に車を買いに来た」と話してくれた。

深セン市では、今年に入ってから次々と多くの補助金制度を実施。9月15日(金)、新たに「新エネルギー車購入補助金制度」を発表し、多くの市民から歓迎された。

今回の制度では市が認める新エネルギー車を購入すると最大1万元の補助金を支給。さらに同市は広東省や区独自が支給している補助金も同時に受け取ることを認めており、市民の自動車購買意欲を促進しているという。(9月18日)

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