今週の広東ローカルニュースを紹介

220歳の藍口鎮楽村石楼

今年、修復予定

 広州日報によると、最近、広東省文化旅行庁文物保護考古所は「第10回広東省文物保護単位推薦リスト」を発表。省内にある134カ所の名所旧跡をリスト入りに指定したことが明らかとなった。

今回、文物保護対象としてリスト入りしたスポットの中で、注目を集めているのは、河源市にある「東源県藍口鎮楽村石楼」、「連平県忠信鎮福興橋」など8カ所。河源市文広旅体局の関係者によると「藍口鎮楽村石楼は1802年(清代)に建造され、220年の歴史がある。また革命旧跡の重要文物遺産として、年内に修復が行われる計画であり、歴史的価値は十分高い。」と語っていた。

また右記以外にリスト入りした名所旧跡には「東源県葉潭鎮山下村八角楼」、「連平県元善鎮石龍村東山頂東山塔」、「連平県田源鎮肖屋村水西摩崖石刻」などのスポットが名を連ねていた。(1月18日)


広東省の就業人口

140万人超増加

 広東省人社庁就業工作新聞発表会が1月17日(月)に開催。同会では2021年の広東省全体における就業人口が発表、同発表によると、広東就業人口は昨年比127・6%となる140万3300人となり、かつての水準近くまで回復したことがわかった。また、失業率は4・9%で、2020年と比べて明らかに低下した。

広東省では外地貧困地区の就労支援も行い、広西省、貴州省の100万人近くの農村労働者の就業を実現。累計延べ97万人が家政婦サービスの研修を終え、延べ158万人が就業又は開業した。また2021年新卒生の就業率は97%超えを記録。今年の省内新卒生は71万人で、省外流入新卒生を加えると90万人超と予測される。(1月18日)


2025年に実現計画

珠三角間が高鐵で1時間に

 広東省人民政府は1月17日(月)、広東交通運輸工作新聞発布会で、大湾区鉄道距離が2300㌔を超え、エリア内の主要都市は基本的に1時間で到達可能になったと発表。また、2025年には、珠三角(広東省中南部の9都市)各都市へ、高鉄1時間移動を実現する予定だという。

同政府は計画実現に向け、2022年は広珠(澳)高鉄の「鶴州-横琴間」など、7つのプロジェクトで、約400㌔の工事を予定しているまた高速道路は昨年、省内で548㌔が増設されたという。(1月18日)


 

深センネット配車市場

参入企業は29社

 深セン市交通運輸局が最近、2021年下半期の深セン市ネット配車市場に関するデータを公表。同データによると、昨年末まで同市には29社のネット配車会社が参入しており、また契約ドライバーと契約車輛は増加傾向で、昨年上半期より2倍以上も増加しているという。

深セン市には2021年12月31日(金)までに、関係機関の許可を得て運営を行っているネット配車会社は29社。神州専車、滴滴出行、飛嘀打車などが名を連ねている。また昨年7月以降、多くのネット配車会社が価格競争を始めており、契約ドライバーに対する補助金制度などに力を入れているという。(1月17日)


広東省の国際貨物

六面消毒実施を要求

広東省郵政局が最近、国際貨物業務に関する通知を発表。同通知は、新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、税関通過後、配送拠点、スタッフ、車輛に対し、重点的な感染防止対策を行うよう要求している。

同要求によると、国際貨物は安全検査確認後、運搬専用袋に貨物をまとめ、六面消毒を行い、24時間放置。その後、貨物を取り出し、貨物ごとに再度六面書毒を行い、24時間放置しないといけないという。

広東省郵政管理局のデータによると、現在、同省には6つの国際郵便交換局と10つの速達監督管理センターが設置されており、22年以来、1日平均約14万2000件にのぼる国際貨物を取り扱っている。(1月17日)

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