今週の広東ローカルニュースを紹介

ドローン警察

上空からパトロール

今年に入り、深セン市交通運輸行政法執行部隊にドローン特殊チームが加わった。同部隊はドローンを積極的に活用した法執行の応用場面を開拓し、道路工事現場、自動車教習所、高速道路入口などの重点エリアでパトロールを実施。交通運輸行政官のアシストや、タイムリーで効果的な違法行為の発見を行う。

ドローンパトロールは従来の道路検問に比べ効率がよく、巡回視野が広い等の利点がある。「発見しにくい、証拠をとりにくい」という問題が解決され「地上検問と空撮」の多角的な取り締まりモデルが可能となる。

そのほかにも違法な自動車教習の調査や証拠収集、違法道路建設の摘発にも効果を発揮。自動車教習を登録場所以外で行っていた某社は是正命令と罰金1000元が科された。塀で囲まれ地上から確認できない場所で、許可期限後に原状回復がなされていない工事現場に行政処分が下された。(11月27日)


ながら運転は危険

喫煙、スマホに警鐘

広州交通警察は最近「ながら運転」で生じる小さなタイムラグに大きなリスクが潜んでいると発表。注意散漫による典型的な事故事例を示し、運転中の安全確保と注意を呼びかけた。

例えば、時速60㌔で走行中にスマホを見るには少なくとも3秒必要で、車両は約50m進行。感知能力が減少し判断が遅れるため、前方で緊急事態が発生しても反応できず、パニックになり、ブレーキを踏むのが遅れて大事故になることもある。交通部門によると、一般的に「ながら運転」は視覚、操作、知識の3つの散漫に分けられ、スマホ使用、喫煙、飲食、ナビの設定、同乗者とのおしゃべり、頭を下げて物を拾う、メイク等の行動が挙げられるという。(11月27日)


体育センター周辺改造

空間活かして運動促進

来年に中国香港・中国マカオ・広東で開催予定の「第15回全国運動会」に向けて、都市の品質向上を推進。その一環として、公園周辺の活用が進められている。

天河体育中心周辺では、樹木が視界を遮り封鎖的だった空間をオープンな緑地に改造。ジョギングコースや休憩場所などが設置された。また広東オリンピック体育センター周辺は幅が狭いサイクリングロードを拡幅し、自転車がスムーズに交差できるよう改善。また、奥体南路、奥体路など約7万㎡の道路が安全な歩道に生まれ変わるという。(11月27日)


広州で菊花展

300種を超える菊花

 広州市、黄花崗公園正門で11月26日(火)、「第10回黄花文化展」が開催。千寿菊、懸崖菊、半球菊など、300種類1万株を超える菊花が展示され、来展者を和ませた。

同菊花展示会のメイン会場には、7万5000本以上の五色の小菊を使い、中華人民共和国建立75周年を祝うモニュメントを制作。このモニュメントは「中国全人民が心をひとつにし、中国の夢を共に築いていく壮大なビジョン」を示しており、多くの来展者の注目を集めていたという。

同菊花展示会は約15日の期間、開催されていて、市民だけでなく外部から来た観光者も訪れていたという。

(11月27日)


深セン地下鉄

コインロッカー増設

深セン晩報によると、最近、25カ所におよぶ深セン主要地下鉄の駅内で約700個のコインロッカーを設置。これまで以上にショッピングや観光がしやすくなったと市民や観光客から喜ばれているという。

今回設置されたコインロッカーはスマホアプリを通じて操作が可能。迅速に荷物の保管を行える。コインロッカープロジェクトの責任者は「現在まで世界の窓、福田港、小梅沙、福田、華為、空港などに隣接する25カ所のスポットにコインロッカーを設置した。ロッカーには大、中、小、3種類の異なるサイズがあり、スーツケース、リュックサック、折りたたみ自転車などの様々なアイテムが収納できる」と話していた。(11月27日)

 

 

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