今週の広東ローカルニュースを紹介

高交会、深セン市で開催

主題は質の高い発展

 深セン市で12月27日(月)、「第23回中国国際ハイ&ニューテクノロージー成果交易会(高交会)」が開幕。深セン会展(福田区)、深セン国際会展センター(宝安区)、および関連分科会場でイベントが開催された。

イベントには、中国工程院主席団名誉主席の周濟氏らが参加。広東省副省長の王曦氏が式辞を述べ、「高交会はハイ&ニューテクノロージーの商品化、産業化、国際化を推進し、国家、地域間の経済技術交流や協力によって、重要な効果を発揮する」と表明した。今後、広東省では「科学技術の革新支援」、「供給支援の政策強化」、「サービスと保障の改善」を一層進め、科学技術強国の建設を支えるべく、積極的な貢献を行うという。

高交会の展覧会はオフラインとオンラインで行われ、展覧会、フォーラム、専門技術会議、イベント及び分科会等の5つの内容で実施された。(2021年12月28日)


空港タクシー

優先乗り場を導入

 深セン宝安国際空港に2021年12月27日(月)、タクシー優先乗り場が設置された。主に祝日や夜間フライト、旅行客が集中する期間に利用され、タクシーの待ち時間短縮に役立てるという。

深セン宝安国際空港のタクシー乗り場は地面交通センター(GTC)2階の13号ゲート前にある。3車線で約50台が停車でき、1時間あたり延べ約1500人の乗客に対応するが、祝日などのハイタイムや、特に夜間フライトの到着時は、しばしば行列ができていた。

優先乗り場はGTC1階東側に計14カ所設けられ、現場スタッフが旅客を順番に案内する。1時間あたり約300人~400人を分散乗車させることにより、待ち時間を10分未満にできる計算だという。(2021年12月28日)


広東に猛烈な寒波

一部列車が運休又は遅延

 広州市気象庁は2021年12月26日(日)、2021年下半期初の「寒冷橙色警報」を発表。広州地下鉄集団によると、湖南の一部地区では雨や雪氷の影響を受け、同日及び翌27日(月)は、一部の列車が運休もしくは遅延が発生。「広州南」駅や「深セン北」駅発の列車に大きな影響を与えたという。

鉄路12306サイト、鉄道窓口などで乗車券を購入済みの旅客は、運休列車の乗車日から30日以内に同サイトで手続き行うか、購入時の身分証原本を持参し窓口で返金が可能。領収書発行済みの場合は、駅員のいる窓口で対応するという。(2021年12月27日)


広中江高速道路が開通

華南地区の発展に寄与

広東交通集団によると、2021年12月27日午後1時より、広州、江門、中山、佛山の四市を結ぶ高速道路「広中江高速道路」が全線開通。今後、「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」の更なる発展に寄与すると期待されている。

同高速道路は全長67㌔。広州市南沙から江門市を30分で行くことが可能。そのほかに佛山、江肇、広珠西など、10カ所の高速道路とも連結しているという。関係者によると「広中江高速道路の開通は、珠江デルタと広東省西地区のアクセスをさらに強化することになるであろう。また『広仏肇』と『珠中江』、2大都市圏の交通を一体化させる上でも重要な意義を持っている。」と話した。(2021年12月27日)


深センの環境保全活動

空気質量優良97・5%

深セン市政府は最近、今後の環境保全活動の目標数値を数値を示す「深セン生態環境保護『十四五』計画」の内容を公表。

同計画によると深セン市は2025年までに、環境基準を国際最先端の水準にし、檀津炭素社会を構築していくことを目指すと記載されている。また、空気質量の改善にも触れられており、空気質量の優良日数の比率を97・5%以上にすることも目標に掲げられているという。

さらに同計画には市内の緑化計画に関する内容の記載があり、今後、市内の緑化率が37%を下回らないよう、森林や河川敷の生態系を壊さないよう、厳しい管理を行っていくという。(2021年12月27日)

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