今週の広東ローカルニュースを紹介

第30回深セン礼品展開幕

アリババ1688と提携

 深セン国際会展センターで6月15日(水)~18(土)に「第30回深センギフト展」およびアリババグループのオンライン卸売市場「1688」の「オフライン販売会」が開催。国内初の大型総合ビジネス向け貿易展覧会で、今後の景気に刺激をあたえると期待されている。

同展示会の展示面積は24万㎡で、12の展示館を有し、4500社が参加。展示品は100万種類を超え、電気製品、食品、家庭用品など人気商品が販売されていた。また参加者は1688が会場内に設置した端末を使用することで、1688関係の工場長とオンラインで商談も行えたという。

同展示会の多くの参加者は「我々は今、転換期にいる。今後は618のようなオンライン大セールだけで販売を促するほかに、オンライン・オフラインを同時に使った新しい販売モデルを提供していかなくてはならない」と語っていた。(6月16日)


増城区で暴雨警報

被災者600人超

 広州市増城区で6月14日(火)、暴雨が発生。派譚鎮、正果鎮など多くの場所で暴雨レッド警報が発令された。

今回の暴雨で派譚鎮で223・5㍉、正果鎮は110・3㍉の最大累積雨量を記録。多くの村が浸水の危険に晒されたという。また、増城公安局が同日深夜0時~18時までに暴雨や浸水で救助要請を受けた通報件数は11件。各部隊や派出所から計160名余りの警官が招集され、直ちに救命ボートや浮き輪などの装備を携え、水位の上がった危険区域へ駆けつけた。

救援活動で救助された人や難を逃れた人の数は600人以上。また水位上昇により動けなくなった車は21台あったが、被災者は安全な場所へ避難し、怪我人はなかったという。(6月16日)


地下鉄4路線が年内開通

6号線延線テスト走行完了

 深セン地下鉄6号線の延長線走行テストが6月15日(水)に完了。全線のシステムは最終調整段階に入り、深センと東莞の路線は年内に開通予定である。

新たに開通する6号線の乗換駅は「深理工」駅、「中大」駅、「セン美」駅、「公明」駅。他エリアへの往来が一層便利になるという。また同線には初の自転車地下立体駐輪場が設置されている。

地下鉄関係者によると、年内には、地下鉄12号線、14号線、16号線、6号線延線の4路線が開通予定で、いずれも最終調整段階だという。(6月16日)


スイカが値下がり

昨年の約40%減

大洋網によると、6月6日(月)~12日(日)かけての広州江南青果市場の市場価格指数は。前週より3・45%もダウン。ここ最近の暴雨で、野菜や果物の出荷数は減少しているものの、価格は下落を続けているという。

市場関係者によると「現在、価格の下落が一番大きいのは、今が旬のライチやスイカだ。今年の平均相場はそれぞれ昨年比32・4%減の10・72元/㌔と昨年比38・8%減の3・77元/㌔となっている」という。またニンジン、ニガウリの価格も下落しており、それぞれ2・47元/㌔と3・24元/㌔となっている。一方、カラシナ、キュウリなどは値上がりをしたという。(6月17日)


広州鉄道博物館

1カ月で来館者5万人

広州日報によると、今年5月18日(水)に正式オープンした広州鉄道博物館は連日多くの人で賑わい、1カ月経過した6月18日(土)時点で、来館者が5万1000人に達したことがわかった。

同館は、100年前に建設された黄沙駅をリノベーションして建てられた博物館。華南地区で類を見ない規模を誇り、歴史的に貴重な文化財が多数展示されている。

博物館関係者によると「開館以来、小中学生や多くの鉄道ファンが訪れてくれて、大変感謝している。特に週末や祝日は人気が高く、チケット予約はすぐに終了してしまう」と話し、人気の高さが伺えた。(6月19日)

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