今週の広東ローカルニュースを紹介

飲食消費の回復持続

大湾区の夜間消費旺盛

 グルメサイト「大衆点評」のマスト・イート番付発表式典が8月9日(火)、深セン市の大湾区美食之夜で開催された。同イベントは、現地の優良レストランを紹介し、消費や経済の回復を促進する狙いがあるという。

同番付では「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」の計199店が掲載され、深セン市からは46店がランクイン。掲載された深セン市の飲食店には、平均単価20元程のスイーツ店、昔ながらの特色あるローカル店、人気チェーン店、人気上昇中の現地ブランド店など、自由で多彩なラインナップが見られた。中でも、深セン市では椰子鶏に代表されるフュージョン料理店の数が上位を占めたという。

またイベント当日、デリバリーアプリ「美団」が「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)・餐飲消費報告」を発表。大湾区の飲食消費市場の全貌を紹介し、注目を集めた。(8月10日)


21年大湾区の猛暑

39日連続記録更新

 広州気象局、中国香港天文台、中国マカオ地球物理気象局は8月10日(水)、「2021年粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)気候監測公報」を共同発表。昨年の気候の特徴は高温、降水量が少なく、乾燥しており、台風の被害は少なかったが、局地的なゲリラ豪雨が多かったとという。

また同公報によると、2021年の大湾区平均気温は23・5度で、例年より1度高く、1961年以来最高を記録。さらに平均高温日数は39日で、例年より19・6日も多く、史上最多であったという。一方、平均降水量は1550㍉で、例年と比べ19%減で、「龍舟水」の時期も通常より30・6%も少なかった。

(8月11日)


宝安区初の海上観光船

空港埠頭から運航開始

 深セン空港埠頭と深セン航運集団が共同運航する海上観光船が8月13日(土)、深セン空港埠頭を出航した。

同路線は「深中ブリッジ」、「宝安西湾紅樹林公園」、「湾区之光・観覧車」など、深セン西海岸のランドマークを120分で巡る。平日は毎日17時に1便、週末は9時半と17時に2便が運航予定。予約は深セン空港埠頭客運センターの微信から可能だという。

関係者は「この観光船は宝安区初の海上観光路線で、新たな観光スポットを発掘する目的がある」と話していた。(8月11日)


 

深セン住民健康白書

期待寿命は83・73歳

 深セン書城中心で8月11日(木)、「2022深セン健康活動月間」の開会式が開催。同式に中で「2021年度深セン市住民健康白書」が発表された。

同白書によると、2021年、深セン市住民の健康素養レベルは45・98%に到達。健康素養とは、個人が基本的な健康情報およびサービスを取得・理解し、これらの情報やサービスを運用して正しい決定を行い、自分自身の健康面での能力を守り、促進すること。また健康素養レベルとは、住民総数のうち健康素養を備えた人の割合を指す。また、深セン住民の期待寿命(何年まで生きることができるかを示す年齢)は83・73歳に達したという。(8月12日)


15分圏内PCR検査所

安心・安全な生活を

大洋網は、現在広州市の3100カ所で常時検査が行えるPCR検査所が設置されていると報道。以前だとPCR検査を受けたい場合、退社後急いで医療機関に行かなくてはいけなかったが、現在ではその必要がなくなったという。

現在、広州ではPCR検査が日常化しており、「15分圏内のPCR検査所」の設置は急務とされていた。また多くの市民から検査時間延長も要望されており、現在では一部の検査所では夜でも検査を受けることができるようになったという。

関係者は「現在広州市では、分刻みでPCR検査を実施している。便利で迅速な検査を提供することで、安心・安全な生活を送ってほしい」と語っていた。(8月13日)

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