今週の広東ローカルニュースを紹介

非自動車道の整備進む

6年で2200㌔増設

 深セン市では最近、「非自動車道(歩道および自転車専用道路)」の安全通行に焦点をあてた取り組みが進んでいる。

深セン市交通運輸局のデータによると、2022年10月末時点で、市内の非自動車道は3180・7㌔で、2016年末と比較して2200㌔も増加。また敷設率(高速道路除く)は、2016年に比べ20%も上昇した。

深セン市では2021~2025年の期間で、毎年300㌔を超える非自動車道を建設する計画だという。現在同市では非自動自動車道が改善されたおかげで、自転車熱が盛り上がっている。統計によると、現在深センのシェアサイクル台数は42万台で、登録ユーザー数は2911万人にのぼる。今年9月までの利用者数は2億8000万人で、一日の平均利用量はコロナ前の1・5倍になった。また、「電車+自転車」の利用効率も高まっているという。(11月17日)


BYD300万台

達成記念車を贈呈

中国の大手EVメーカー「比亜迪(BYD)」は11月16日(水)、300万台目の新エネ車輌発表会を深セン市坪山区のグローバル総本部で開催。イベント会場には董事長兼総裁の王伝福氏も参加し、女子サッカー選手の王霜氏に記念車両の「海豹」モデルを贈呈。王氏は、「皆で地球の気温を1℃下げるため、エコ交通に協力しよう」と語った。

今年1月~10月、BYDの新エネ車販売台数は139万台に達し、昨年比240%増加、世界首位となった。現在、同社の新エネ車は6大陸の70余りの国及び400余りの地域で販売されており、初めて欧州、日本、アメリカ、韓国などの自動車先進国で中国自主ブランドを展開している。(11月17日)


珠江公園南駐車場

スマート改修完了

 珠江公園南門駐車場の改修工事が11月17日(木)に完了。駐車スペースは66台で、以前は雑草で荒れ果てていた地面がアスファルトで清潔に整備された。

また、同駐車場にはスマート技術が採用され、車の入出庫、監視などを全てをオンライン化。ナンバープレート無し車輌の自動識別通行、電子領収書の発行など多くの機能がある。予備警報監視カメラでは、車が入出庫できない場合も渋滞が発生しないよう、バックオフィスのサービスセンターに画面データが送信され、人的介入を迅速に行うという。(11月17日)


国際ハイテク交易会

19日に無事閉幕

深セン市で開幕していた「第24回中国国際ハイテク成果交易会」が11月19日(土)に閉幕。今年の交易会は「深セン会展センター(福田展区)」と「深セン国際会展センター(宝安展区)に展示会場を設置。展示総面積は過去最大となる40万6000㎡となり、5671社の業者がオフラインで出展、28の国と地域から21万4000人にも上る人が訪れたという。

同交易会ではアメリカ、日本、オーストラリアなど41の国に清華大学、北京大学など23の大学や団体が407件の新テクノロージーを発表。人工知能、5G、IoT,ビッグデータとクラウドコンピューティングなどの分野に関する新商品が登場した。(11月20日)


今年の双11販売額

依然として広東省上位

中国の大手ECサイト「天猫」、「京東」、「唯品会」などが今年の「双11(中国最大のECイベント)」の販売額を続々と発表。同発表によると昨年に続き、広東省の業者およびブランドの販売量は依然として上位にランクイン。また同期間中、広東省のオンライン小売額は前年比12%増となる2893億元を記録し、全国オンライン小売額の24・6%を占め、全国トップとなったという。

同省でのオンライン小売額の上位3都市は深セン市、広州市、佛山市。3市合計で80%近くを占めていたという。

また販売数が多かった商品は「通信機材」、「家電製品・音響機材」、「アパレル製品」で、オンライン小売額の半分を占めていた。(11月18日)

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