今週の広東ローカルニュースを紹介

広州のPM2・5値改善

平均濃度が過去最低値に

 広州市生態環境局は1月16日(月)、「2022年広州市の空気質量」について言及。同局によると昨年、空気質量の改善はさらに進み、PM2・5の濃度は過去で一番低かったという。

広州市は昨年、大気汚染対策の年間計画を制定。EV車の推進、大気汚染物質の減少、揮発性有機物質の排除、PM2・5の発生抑制など、様々な対策を実施した。中でも、PM2・5発生抑制には力を注ぎ、年間通しての平均濃度が22㎍/㎥となり、日々の目標数値をクリア。最低値の記録を再び更新したという。

また同局の発表では昨年、大気がクリーンであることを示す「優」のランクがついた日は前年比で50日も増加。そのほかにも、市内の新車タクシー1823台のうち90%超がEV車であり、排出基準に満たさないガソリン車の業務用トラック1901台が登録抹消されたという。(1月18日)


春節の配送員

2万5000人稼働

 深セン市郵政管理局は、今年の春節期間に市内に留まる配送員の数は2万5000人ほどに達すると発表した。

順豊、中通、申通、韵達、菜鳥、京東、徳邦等の配送会社はいずれも「春節無休」を宣言。各社公告によると、僻地郊外以外は、全国で正常なサービス提供を行う。また配送各社は春節ボーナスを用意し、労働力確保に腐心する。菜鳥は早期に待遇改善を宣言し、年間2億元を投じて、階段のみの小区や遠方配送に補助金を支給。月約6600~1000元、春節期間は約2000元の収入増が可能だという。また、市交通運輸局と市郵政管理局は、春節期間の市内速達に1件あたり1元の補助金を支給する。コスト増に伴い、料金も0・5~5元増となる。(1月18日)


広東省初選出の星付き温泉

地派温泉リゾート

 全国温泉旅行企業ランク評定委員会は最近、全国の温泉地の格付けを発表。同委員会の発表した格付けによると、12カ所の温泉リゾート地が星付けされ発表され、広東省龍門県にある地派温泉度暇村有限公司が広東省の温泉地の中で初めて星付けされた。

地派温泉は広州市従化区と恵州竜門県の境界あたりに位置し、広州市中心から約1時間半、佛山、東莞、深セン等からは約2時間でアクセスが可能。特色ある漢方湯の温泉、3000㎡超の会議宴会場、部屋風呂付きの客室87室、フットサルや卓球場などの各種運動施設を有する。(1月17日)


春節期間の治安維持

昨年より交通事故激減

広東省公安庁は1月28日(土)、春節期間中の省内治安について言及。同庁関係者の話によると、期間中、省内で発生した刑事事件は昨年に比べ1・51%減、交通事故に関しては60・53%も減少したという。

同庁は春節期間、インターネット詐欺や強盗などの犯罪の発生を抑制するためにパトロールを強化。市民が安全で快適に過ごせるようにするため、駅や繁華街など、人が集まる場所を重点に合計28万9000人の人員を出動させた。

また4A級以上の観光地には、のべ7万9400人もの人員が出動し、新年を祝う花火や爆竹などのイベントを管理。治安維持に努めたという。(1月28日)


深センの春節景気

消費は昨年より大幅増

深セン晩報は最近、中国の大手フードデリバリーサービス「美団」より「2023年春節消費データ」を入手。同データによると、春節が始まる6日前には、全国の「1日平均利用金額」が2019年より66%も増加。サービス業は新年に向け、最高のスタートを切っていたことがわかった。

美団が公開したデータによると春節が始まる6日前、深セン市のレストランでは複数人で楽しむ「パーティーセット」の注文が前年に比べ61%増加。さらにスパやマッサージ、喫茶店などのレジャー施設も千客万来となり、農園の来園者は昨年に比べ571%増となって、多くの人に賑わったという。(1月29日)

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