今週の広東ローカルニュースを紹介

電動バイクの取締り実施

デリバリー車を総合管理

 広州市の電動バイク登録数が現在、470万台に到達。交通安全が一層問題視されており、市公安交通警察部門は市内全域で2024年の電動バイクの違法行為の取り締まりを強化すると発表。同時にデリバリーで使用されている電動バイクの総合管理の強化も行うという。

広州交通警察は4月29日(月)、南岸路中山八路で電動バイクの取締りを行い、出勤ラッシュから午前10時までの3時間で50件余りの違法車両を取り締まった。統計では市内電動バイクによる交通事故件数は、昨年比63%上昇した。市交通警察によると、現在、市内デリバリー企業の電動バイク登録数は7万台超で、今年に入り摘発した各種違法行為は12万件を越えた。広州交通警察は、プラットフォームに運転手の監督管理強化を求め、評価や補助金政策、安全軽視に対する懲戒処分等の措置を講じるよう督促した。また違法改造にも焦点をあてるという。(4月30日)


広東東部の降水量

4月は500㍉超

 国家気候センターの統計データによると、4月の広東省東部の累計降水量が500㍉を越え、龍門区では例年同期と比べて5倍余りとなった。また4月1日~28日まで華南地区の大部分で降水量100㍉以上を記録。中でも広東省中東部では300㍉超、広東省東部では500㍉を超過。累計降水量を見ると、トップ3はいずれも広東省で、龍門区の最高降水量は1128・9㍉で例年の5倍余り。第2位は佛岡で1000㍉超であったという。

華南地区では4月~6月に雨が多く、例年端午節前後に発生する「龍舟水」は、今年は5日程前倒しとなり、そのまま継続する勢いのため、気象部の予報に注意が必要だという。(4月29日)


湛江~広州へ自転車逃走

窃盗犯500㌔先で逮捕

 高級自転車を窃盗した男が、湛江から広州まで自転車に乗って逃亡し、最後は湛江警察によって逮捕された。

盗まれた自転車は所有者が3200元をかけて組み立てた愛車で、出勤や外出を楽しんでいた。自転車は湛江経済開発区の某ショッピングモール付近で鍵をかけた状態で盗まれた。窃盗犯は湛江を離れる為の交通手段として自転車を盗み、2泊3日かけて約500㌔先の広州へたどり着いたが、湛江警察は10日余りの追跡を経て、終に犯人を逮捕した。男は禁固刑となり、今年1月に出所したという。(4月29日)


広交会が無事に閉幕

輸出成約額247億㌦

 中国最大級の貿易見本市「第135回中国輸出入商品交易会(広交会)」が5月5日(日)に無事閉幕。5月4日(土)の時点でオフラインでの輸出成約額は前回より10・7%増の247億㌦に達した。

今回の広交会には215の国と地域から24万6000人の海外バイヤーが参加。その中で中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に参加する海外バイヤーは前回より25・1%増の16万人であったという。

今回参加した多くの海外バイヤーは「中国には最高のサプライチェーンがあり、広交会はワンストップ調達を実現するための最適なプラットフォームとなっている」と称賛の声を上げていた。(5月5日)


18日間続いた大雨

5月5日で一旦終了

深セン市気象台によると4月18日(木)より18日間続いていた降雨集中期が5月5日(日)に一旦終了。今後1週間は曇りが続き、徐々に晴天の日々が多くなるという。

気象台関係者は「4月の降雨集中期はエルニーニョ現象の影響で西太平洋より多くの水蒸気が華南エリアに運ばれたことが原因。この水蒸気が高温高湿の不安定な大気条件を長時間にわたって形成し、華南の広範囲に大雨と雷雨を継続的にもたらした。今回の降雨集中期は20年以来、最長であったといえる」と話していた。今後は一旦、雨は止み、曇りの日々が多くなり、最高気温は30度以上に達するであろうと予測している。(5月6日)

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