今週の広東ローカルニュースを紹介

恵州博羅で東江糧庫をリノベ

新たな観光スポットに変貌

 広東省恵州市は同市博羅県園州鎮の旧ソ連式円筒型食糧庫を有する「東江糧庫」をリノベーションし、リゾート化する計画を発表。同市の新たな観光名所になるべく、今年10月の開園を目指し、現在修繕を行っているという。

東江糧庫は廃墟となって約20年。園洲鎮下南村沿江路に位置し、約2万㎡の敷地面積を有している。中でも、1958年に建築された赤レンガ屋根、漆喰壁、円筒型の8つの旧食糧倉庫は歴史的価値が高く、東江糧庫の目玉スポット。同倉庫は、長年の放置により外壁は剥がれ落ちているが、全体の保存状態は良いという。そのほかにも同糧庫には、旧園洲人民公社や紡績工場の跡地などもある。

再開発には7000億元が投じられ、レジャー、旅行、飲食、ショッピング、宿泊が一体化した観光スポットに生まれ変わる計画だという。(4月13日)


6月末までに全市で

でこぼこ道の舗装

 深セン市交通運輸局は近日、市民から苦情が多かった「道路修繕問題」の解決に向けて本格的に始動すると発表。今後、修繕を必要とする道路の数を把握し、6月末までに老朽化した路の全面的な修繕および舗装を行うという。

今年1~3月、12345と12328ホットラインラインおよびインターネットに寄せられた市民の訴えにおいて、道路老朽化に関連する問題が増加。同市交通運輸局はこのことを重く受け止め、4月11日(火)~13日(木)の期間に現状調査、4月23日(日)まで全市道路の全面検査を実施した。また同局は6月中旬までに検査内容を整理し、6月末までに道路の修繕を完了させるという。(4月14日)


地下鉄乗り放題eチケット

1日20元、3日50元

 広州地下鉄では旅行客に向け「eチケット1日券」と「3日券」の販売を新たに開始。利用者は事前にスマホで購入し、QRコードを提示するだけで乗車が可能となり、今後、券売機でチケットを購入する必要がなくなるという。

eチケットの購入と使用には広州地下鉄のアプリのダウンロードが必要。「1日券(24H)」は20元、「3日券(72H)」は50元となり、購入後、アクティベーションを行った時刻から利用可能時間のカウントが開始されるという。また、1日券と普通の乗車券の同時併用はできない。(4月14日)


旅行補助金を交付

総額1000万元

 広東省文化・観光庁は観光消費を回復させる起爆剤になるよう、4月末より、1000万元にも上る旅行補助金を交付すると発表。補助金は専用アプリを利用して取得するオンライン方式と指定ストアで取得するオフライン方式があるという。

今回同庁が交付する補助金は、999元消費すると200元還元されるといった「満額還元方式」を採用しており、金額に応じたチケットを5種類交付するという。今回発行されるチケットはこれまでのように観光スポット、指定ホテル、指定コンサートの入場券などで利用できるだけでなく、海外旅行にも利用できるようになったことが特長だ。(4月18日)


深セン対外貿易額

昨年より7・4%増

 深セン市税関によると、2023年第1四半期(1~3月)の深セン対外貿易は良好で、輸出入総額は昨年比7・4%増の7967億6000万元に達したという。

同局によると第1四半期、アセアン、EU、アメリカなど6つの国と地域への輸出額が増加。「一帯一路政策」に関連する周辺諸国および地域への輸出も増加しているという。

また、民間企業の成長も著しく、輸出入額は昨年比10・6%増と5013億4000万元に達し、同市の輸出入総額の62・9%を占有。電気自動車、リチウム電池、太陽電池など、現在注目を集めるアイテムの輸出総額は前年比120・6%増の219億4000万元に達したという。(4月18日)

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