広東ローカルニュースを紹介

乳幼児託児受け入れ数増加

公立医療機関で新たな試み

 深セン市衛生健康委員会は4月11日(火)、託児サービスなどの市民交流イベントで、2022年末までに深セン市内の724社の乳幼児託児機関で3万5900人の乳児に対し、受け入れサービスが実施できていたと発表。また将来的には「医療と保育の融合」や「シニアとジュニアの融合」などの革新的託児モデルの開発を目指し、公立医療機関による保育のパイロット運営も開始するという。

さらに同委員会は、今年の深セン市緊急課題のひとつとして、託児保育のサービス提供をより拡充させなくてはいけないと発表。多くの家庭の多様なニーズに応えるため、同市では住宅区の施設を改造した託児所の設置や手軽に利用できる半日保育、臨時保育、育児指導、親子ゲームなど、様々なサービスを用意。年内に1万6000人の乳児を受け入れられるよう、準備を進めているという。(4月12日)


園博会が閉幕

盛況で7日間延長

 広州市で開催されていた「第30回広州園林博覧会(園博会)」が4月9日(日)、17日間の会期を終え閉幕。博覧会は当初10日間の開催予定であったが、好評につき7日間延長された。組織委員会の統計によると、今回の博覧会区域は8カ所の公園に拡大され、延べ120万人以上の観光客を魅了したという。

閉幕後、多くの市民から園博会の展示作品をこのまま残してほしいという要望があり、広州市林業園林局は一部作品をそのまま残し、公園の新ランドマークとすることを発表した。園博会の会場は広州雲道、越秀公園、白雲山(彫塑公園、麓湖公園、雲台花園含む)、流花湖公園などで都市環境の改善などに一役を買っていた。(4月11日)


世界最大のコンテナ船

広州港南沙港区に停泊

 世界最大のコンテナ船「地中海イリナ」号が最近、広州港南沙2期埠頭に停泊。南沙港区の最大コンテナ船記録を再び塗り替えた。

中国が自主開発した「地中海イリナ」号は今年3月に進水。船長399・99㍍、幅61・3㍍、高さは22階に相当する。最大積載量の2万4346コンテナを地面に並べると広州から中国香港に達するという。

同号は広州・中国香港・中国マカオグレートベイエリアで製造したスマート家電などの製品を地中海方面の多くの国や地域の重点港へと運ぶ。(4月12日)


今年の広交会

中山市企業が過去最大

 広州日報によると、4月15日(土)~5月5日(金)の期間で開催される「第133回中国輸出入博覧会(広交会)」で、広東省中山市にある企業が過去最大の230社も出展。家電製品、照明、金物、新エネルギーおよコネクティッドカーなど、様々な業種の企業が参加するという。

広交会は2020年のコロナ禍以来、オフライン展示が全面的に解禁。中山市商務局の関係者は「新型コロナウイルス感染症対策の緩和により、我々は積極的に様々な業種へ参加を促し、多くの企業が快く参加を受諾した。各企業の関係者からは『オフライン開催が参加の決め手になった』という声が多かった」と話してくれた。(4月14日)


深セン、リバウンド消費

中国香港人が牽引

 深セン晩報によると、中国香港と深センの往来が再開したことを受け、深セン市内で中国香港市民のリバウンド消費が開始。グルメと美容関係の業界の消費が上がっているという。

深センのグルメは中国香港に比べ、コスパがよく、若者を中心に人気を集めている。現在中国香港から深センへは高速鉄道を使えば15分で到着。若者にとって気軽に行ける街となり、夜食やミルクティーを楽しむためだけに訪れる人が多くなっているという。また、グルメのほかにもネイル、エステ、マッサージなど美容関係も、低価格で良質のサービスが受けられると人気が高く、中国香港人にとって深センは「感動そのもの」になっているという。(4月17日)

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