今週の広東ローカルニュースを紹介

春節映画の興行収益

8作品合計で85億元予測

 猫眼企業版予測データによると、2022年春節映画は8作品が上映を予定しており、1月23日(日)の時点で興行収益は1億2139万元に達しているという。

 特に前売り好調なのが「長津湖之水門橋」で、すでに4123万元を売り上げ、ほかの作品を圧倒。また、文牧野監督の「奇跡・笨小孩」と喜劇「这个殺手不太冷静」が各1932万元、1451万元を記録。そのほかには韓寒監督の「四海」と張芸謀監督の「狙撃手」は1524万元、994万元であったという。張芸謀監督は、自身作品の「狙撃手」と「長津湖之水門橋」の違いについて、前者は小さな所から大地へ切り込む視点、後者は大スペクタクルな作品と語る。

春節映画は従来、資本規模の影響を受け易く、上映予定作品の配給会社は中国電影、横店影視、阿里影業、万達電影など上場企業が少なくない。製作費を投じた各種各様の春節映画に大きな注目に集まっている。(1月24日)


佛山市の春節支援

6政策に1・6億元

 佛山市禅城区の王府井紫薇港で1月23日(日)、「六虎送吉祥」イベントが開催され、市人民政府副市長の黄小文氏らが出席。黄氏は、春節を帰省せず、佛山市で過ごす労働者が比較的多い企業10社の代表へ、2万5000枚の禅城区内観光チケットや調理師無料技能研修等を含む「新春福袋」を贈呈。また、人員流動抑制の政府呼び掛けに応えた労働者に対し、感謝の意を述べた。

イベント会場では佛山市人力資源社会保障局の責任者が、市の企業支援6大政策の具体内容を紹介し「職場復帰のための交通金」、「新規増員」、「初回就業手当て」、「労働力シェア」、「模範労働者への奨励金」、「春節手当」の助成に1億6000万元を投じることがわかった。(1月24日)


深センの対RCEP貿易

9000億元の大台突破

 深セン晩報によると、2021年の深セン港のコンテナ取扱量が対昨年比8・4%増史の2877万箱を記録。この数値は過去最高であり、対外貿易が好調であることを示している。

税関統計によると、RCEP施行および中国とASEANの全面的戦略パートナーシップの推進を受け、昨年の深セン市のRCEP加入国に対する貿易額が9354億元となり、前年同期比で13・6%増加。また、商品別では電気機械製品が79・1%で首位。貿易相手国別では、シンガポール以外の全RCEP加入国で貿易額が増加し、対日本貿易は7%増の1607億元であった。(1月25日)


東莞市GDPが発表

人口1000万人突破

 東莞市統計局が1月24日(月)、「2021年東莞経済運行状況データ」を発表。同データによると、2021年の東莞GDPは昨年比8・2%増の1兆855億元に到達したことがわかった。中でも第一産業(農業,林業,水産業,牧畜および狩猟業などからなる部門)の伸び率は高く、昨年より11・8%増(34億6600万元増)を記録したという。

2021年の東莞市人口は1000万人を突破。2020年11月~12月にかけて行われた「第七回全国人口調査」のデータでも東莞市の人口は1046万6600人となっており、広州、深センに次いで第三番目の人口1000万人都市となった。(1月25日)


南方科技大学の卒業生

大半が深センの企業に

深セン市にある「南方科技大学」が最近、「2021年卒業生就業報告」を発表。同報告によると、2021年同大学を卒業した学生は計1082人で約7割の学生が北京大学、中国科技大学、復旦大学、浙江大学、上海交通大学など、省内外にある大学への進学を希望しており、さらなる知識探求に興味を持っていることがわかった。また就職を果たした8割の学生は、深センの企業に就職していることも判明したという。

南方科技大学卒業生の就職先は様々で「小米」、「テンセント」、「中国移動」、「招商銀行」、「中国銀行」など、大手企業の名が多いという。(1月25日)

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