今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン湾にヘリポート

宝安空港まで空路7分

 深セン市東部通用航空有限公司と聯想(レノボ)後海中心が最近、共同で、南山区初のA類高架垂直ヘリポートの運行を開始。試運転開始以来、毎日多くの便が離発着している。

南山区科技園、後海本部基地エリアは深センとグレーターベイエリアのビジネス、テクノロジー、金融の中心地で、多くの企業本部が置かれている。同ヘリポートの設置は前海後海エリアのビジネスパーソンらの快速、快適、交際的な通勤ニーズをみたし、効率的な交通手段を提供する。

将来的には、深セン湾~宝安国際空港まで7分、深セン湾~広州まで25分、深セン湾~珠海まで10分の飛行を実現する計画。また、昼夜の都市低空観光線を常設し、空中観光を後押しする。併設のラウンジホールではVIP、安全検査、展示への対応設備等があり、42階からは深セン湾の絶景が一望できるという。(12月6日)


珠海小中学校喫煙

罰金最高500元

 珠海市は最近「珠海経済特区公共スペース喫煙制限条例」を発表し、2024年1月1日(月)から施行。条例では、市内の屋内公共スペース、職場、公共交通機関内での喫煙を禁止する。また、屋外の公共スペースであっても、託児所、幼稚園、小中学校、教育研修機関などの未成年が主に活動する場所や、女性幼児保健院、小児病院での喫煙も禁止する。公共交通機関等の喫煙所以外の場所、体育館、劇場、法律等で定められた区域も対象となる。

禁煙場所で喫煙した場合、罰金50元を現場徴収する他、態度を改めない場合は罰金200元、更に未成年活動場所での喫煙は200元以上500元以下が科される。違法喫煙への通報は「12345」で受付ている。(12月6日)


深セン市の小中学校

来年から体育の時間導入

 深セン市教育局は12月4日(月)「深セン市学校体育の強化と改善に関する実施意見」を発表。義務教育段階の学校教育で毎日1コマ、高校(中等職業校含む)で毎週3コマの体育授業を設けるよう定めた。小中学校の体育活動は長時間授業の間で行い、毎日30分を下回らないようにする。同意見は2024年1月1日から施行され、有効期間は5年となる。

意見書の全体要求として、2025年までに全市生徒の健康測定の「優良」率を70%に引き上げ、近視率を2%減少させることを目標としている。(12月5日)


深センマラソン開幕

2万人のランナー参加

 深セン市で12月3日(日)「2023深センマラソン」が開幕。2万人のランナーが深セン市民センターを出発し、ゴールである宝安海浜広場を目指した。レースの結果は、ケニアのマイケル選手が2時間8分19秒のタイムで男子の部を優勝。女子の部ではエチオピアのフィクト選手が女子レコードタイム2時間27分10秒を上回る2時間22分7秒で優勝を果たしたという。

今回の深センマラソンは福田区から出発し、南山区、宝安区を通って、前海へ向かう新ルート。「参加ランナーに現代都市と自然が融合した美しい景観を楽しんでもらうのが目的だ」とマラソン関係者は話していた。(12月4日)


天河城百貨東圃店、閉店

老舗店舗、続々と撤退

 広州日報の取材によると、地下鉄「車陂」駅近くにある「天河城百貨東圃店」が賃貸契約満了に伴い、2023年12月31日(日)に閉店することが判明。多くの人に惜しまれつつ、12年の歴史に幕を閉じる。

天河城百貨東圃店のWeChat公式アカウントのコメント欄には「思い出がいっぱい」、「東圃店の開業から撤退まで目撃した。なんだか寂しい…」などの閉店を悲しむコメントで溢れていた。

近年、老舗店舗の閉店は相次いでいる。21年11月には25年間営業が続いた広州王府井百貨店、22年以降は、カルフールが各地で続々と撤退し、今年8月に最後の広州店が閉鎖することになったという。(12月6日)

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