今週の広東ローカルニュースを紹介

白雲空港の延べ利用者数

全国首位7月600万人超

 広州白雲国際空港株式有限公司の副総経理が8月1日(火)、メディアに明かした情報によると、7月の白雲空港を利用した乗客数は延べ604万7100人を記録。単月で乗客数が600万人を超えたのは2020年以降初めてで、白雲空港は今年全国初の単月のべ乗客者数600万人超えとなった。

同社国際便支部書記によると、8月1日(火)から、白雲空港第1ターミナル東一廊下の出入国便ゲートがオープン。これにより、海南航空、UAE航空、エチオピア航空等14の国内外エアラインの国際線が1号ターミナルから運行されるようになった。

また7月以降、白雲空港の国際便乗客数は延べ90万人を超え、国家政策と春から夏の運行復旧で、利用者は増加の一途を辿る。数年ぶりのコロナ明けの夏休み期間ということで、親子連れや学生のツアー客が増加しているという。(8月2日)


深センー中国香港空港

フェリー運航再開

 深セン空港―香港空港間の船の往来が7月31日(月)、再開。フェリーは中国内地の旅行者が、深セン空港経由で香港国際空港へ行くのに最も効率的な交通手段である。高速フェリーの所要時間は片道約50分、毎日往復4便運航、運賃は深センから香港が約380元、香港から深センは約280元。8月末まで、運賃の割引も実施している。利用者は安全検査、通関手続き、搭乗システムの登録等を行えば香港空港第一ターミナルのロビーに直接入ることができる。

事前準備として、税関申請用QRコード、香港空港発の当日座席指定航空券が必要となる。また、出航60~90分前までに乗車券窓口で紙の乗車券を受け取り、乗船手続きや荷物預入が必要となる。(8月1日)


深センの軌道交通網

2028年に843・6㌔

 深セン市では現在、地下鉄五期建設計画が承認され、市最大規模のインフラ建設工事が始動。地下鉄などの路線数、距離、投資額はいずれも過去最大だという。

地下鉄15号線を皮切りに、軌道五期建設工事が始まり、2028年には全部開通する予定。完成すると、深センには25路線、総距離843・6㌔の都市交通網が張り巡らされ、軌道距離及び密度で世界首位となる計画であるという。

市内地下鉄の新線及び延線は、2020年に6本、2022年に5本が開通している。(8月1日)


中国香港からの来訪者

宝安区の景気を牽引

 深セン晩報によると、最近、中国香港より来た旅行者によって、深セン市宝安区の経済が活性化。同区が集めた最新の統計データによると、上半期の小売総額は727億元を記録。昨年より順位をひとつ上げ、全市で第二位となった。

 宝安区は巨大ショッピングモールや大観覧車がある「歓楽港湾」や古き良き時代を感じさせる古い街並みや街道など、人気スポットが多く存在。多くの中国香港人から人気を集めている。

付近の住人は「以前は私たちが中国香港に化粧品や粉ミルクなどの生活用品を買いに行っていたが、今は中国香港人が大きなカバンを持って買い物に来ている」と驚いていた。(8月4日)


夏休みの美術館

連日来訪者多く、大盛況

広州日報によると、今年の夏休み期間中、広州市の各美術館、芸実関係の施設では、オリジナルのイベントを相次いで開催。多くの有名アーティストの作品が展示されており、市民や観光客から人気を集めている。

関係者と「今年の美術館の盛況ぶりはこれほどになるとは思っていなかった。夏休み期間中のため、平日にも関わらず大人だけでなく子どもが熱心に展示品を観賞している。イベントの質の高さと面白さもあるが、連日、猛暑が続く広州で、美術館は暑さから逃れることができる避暑地となっているのも要因のひとつだ。これを機会に様々な芸術品と触れてもらい、知識を深めてもらいたい。」と話していた。(8月6日)

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