今週の広東ローカルニュースを紹介

広深高速道路の拡幅工事

8車線から12車線に

 深セン高速公路集団股份有限公司は10月30日(月)、「広深高速拡張建設プロジェクトに関する公告」を発表。広州、東莞、深センの3都市に架かる高速道路の拡張工事を実施する。公告によると、広深高速の該当部分は118・2㌔となる見込みで、現在の両側6車線から8~12車線に拡張し、全線工事の初期予算は400億元を超えるという。

広深高速は広州~東莞と深センの2区間に分けられ、前区間は年末迄に着工予定。両側10車線、時速100㌔で設計される。深セン区間は、工事関連報告の修正作業を進めているという。

広深高速は1997年に正式開通。公告によると、今年第3四半期の1日平均利用車数は63万6000台と既に飽和状態で、拡張が待たれている。2027年に30年の経営権期限が到来するが、高速道拡張工事により、料金徴収期間が延長されるという。(11月1 日)


広東省第3四半期

旅行客が5億人超

 広東省文化旅行庁は10月31日(火)、今年の観光業関連情況を発表。第3四半期の旅行客数は延べ5億400万人で、昨年同期比43・6%増加。観光総収入は6900億元余りで、昨年の1・1倍となった。

特に今年の労働節休暇、端午節休暇、夏季休暇、中秋節および国慶節休暇は、人数、消費金額ともに2019年の水準に達し、旅行者数が国内第1位となった。広東省文化旅行庁では消費促進措置として、消費券約1億1000万元、割引入場料券300万枚、割引航空券約100万枚、宿泊割引約2万室分を発行。また、嶺南文化を紹介するイベントが1000件近く開催された。夜間消費が好調で、日中消費を上回る61・6%を占める統計が発表された。(10月31日)


広州国際コスメウィーク

11月1日~5日開催

 広州市で11月1日(水)、初の「広州国際コスメウィーク」が開幕。オンラインとオフラインで様々なイベントが開催。広州コスメの国際的な影響力、市場競争力が高まり、ムーブメントを巻き起こしている。

同イベントのロゴは簡体字でコスメの意味を表す「装」の字で表現され、広州市花の木綿花と蝶のエッセンスを組み合わせたデザインとなっている。イベントロゴは市のシンボルである広州タワーに投影され、雰囲気を盛り上げた。ロゴが掲載された広告は、11月5日(日)まで地下鉄や空港に掲示された。(11月1日)


珠海と深センを結ぶ

シャトルバスが開通

港珠澳大橋珠海検問所と深セン湾検問所を結ぶシャトルバスが、11月1日(水)より開通。今後、港珠澳大橋から両都市へ行くことができるという。

開通当日、多くの珠海市民が深セン行きシャトルバスを利用。同バスは大橋珠海港を出発し、港珠澳大橋を渡り、中国香港港に到着。同港で入国手続きを行った後、再度シャトルバスに乗り、屯門トンネルを通って、深セン湾港に到着したという。全行程で要した時間はわずか75分。これまでの交通手段と比べ、80分も早かったという。また今後は客船より天候の影響も受けにくいので、よりスムーズに両都市を往来できそうだと多くの市民から期待の声が挙がっている。(11月3日)


深セン新規店舗、出店数

過去最高を更新

 ビジネスメディア「勝商網」は最近、2023年第3四半期(7月~9月)、深セン市の新規ブランド出店数が昨年比107%増の145店で、2020年以来、単半期新規出店統計の最高値を記録したと発表。エリア別出店数は福田区が42店舗で1番多く、次いで宝安区、南山区は3位に輝いた。

また同発表によると、第3四半期、中国香港、中国マカオより深センに出店した新規ブランド店舗は5店。またアメリカ、フランス、イタリア、カナダ、スウェーデン、イギリスなど、海外から出店した新規ブランドの店舗数は20店にも上り、23年の新規海外ブランド出店数が累計58店に上っていることも判明した。(11月3日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP