今週の広東ローカルニュースを紹介

広清城際鉄路、客数伸びず

補助金給付で乗客増加策

 広州日報は11月3日(木)、広州市花都~清遠市清城間を結ぶ路線「広清城際線(全長38・2㌔)」に関する経営状況の情報を入手。同情報によると、今年6月~8月の広清城際線の1日平均乗客数は6000人に満たず、平均乗車率は20%に届かなかった。しかしながら、将来的には南へ延伸し、広州中心エリアに乗り入れる計画だという。

鉄道関係者によると、広清城際鉄路は広州市中心部まではいまだ延伸しておらず、また片道乗車券の価格が最低5元、最高21元とやや高めであることなどが、乗客数が伸びない要因だという。清遠市は財政補助の予算を組み、乗客に補助金を給付することで乗車料金の負担を軽減し、同路線の魅力を高めるという。財政補助は路線の収入と原価構成、営業損益を分析して決定され、研究期間は2022年10月~2023年3月に設定される。(11月3日)


地下鉄6号線支線

11月28日開通予定

 深セン地下鉄集団は最近、地下鉄6号線支線の竣工検査を終えたと報告。同線は11月28日(月)に開通予定であると発表した。開通後、光明区へのアクセスがより便利になる。

地下鉄6号線支線は、「光明」駅から深センと東莞の辺境を北へ走行し、「セン美」駅、「中大」駅、「深理工」駅の4駅が新設される。「光明」駅は、6号線の支線と本線の乗継駅となる。

6号線支線は設計、環境などで多くの新技術を採用。深セン市初の地下スマート立体駐輪場は、中距離の外出に地下鉄と自転車の併用を促進し、環境に配慮した低炭素排出の移動を支援。またAFC(自動料金徴取システム)は、乗車券購入以外に、スマートサービスを備えているという。(11月2日)


第2回珠海芸術フェス開幕

11月下旬まで開催

 珠海大劇院で10月28日(金)夜、「第2回珠海芸術フェスティバル」の開幕式が開催された。音楽、舞踏、劇、アート、映画など多くの芸術を含む100近くの文化イベントが、1カ月にわたり珠海で次々に実施される。

珠海から誕生した演劇チケットは全て公益価格で販売され、期間中、20近くの劇団が30を超える公演を実施。中国国家話劇院の演目「大宅門」、北京人民芸術院のインタラクティブな体験劇「語文課」、広州歌劇院のミュージカル「龍船」等が48元、66元、88元の価格帯で提供される。(11月2日)


珠海・香海大橋が開通

東西アクセスが便利に

広州日報によると、11月6日(日)、珠海市の香州区と斗門区を結ぶ「香海大橋」が開通したと報道。同大橋の完成により、約15分ほどで香州区から斗門区へのアクセスができるようになるという。

今回開通した香海大橋は主線と支線を合わせて全長29・8㌔。「広東省高速道路ネットワーク計画」に掲げられたプロジェクトのひとつ。珠海市内にある複数の主要スポットを結ぶ「東西交通の大動脈」になるであろうと期待されている。

同大橋は片道3車線、計6車線あり、主線の制限速度は100㌔、支線の制限速度は80㌔に設定されている。沿線には7つの料金所が設置されている。(11月7日)


広東省の運送業界

繁忙期が始まる

 広州日報は11月1日(火)より、2022年広東省運送業の繁忙期が開始したと報道。広東省郵政管理局が11月3日(木)に明らかにしたモニタリングデータによると、同日、広東省で受注した宅配便小包が1億5600万件に上り、そのうち回収した小包は1億1700万件に達したという。

同管理局は、繁忙期対策として各関係企業に対し運行モニタリングの強化を指導。人員配置、輸送力、情報システム能力の強化を促し、郵送サービスネットワークの正常な運行を確保できよう努めている。また新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として無人車輌の運行や無人配達所の設置も検討しているという。(11月4日)

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