今週の広東ローカルニュースを紹介

天河城百貨東圃店

閉店撤回、来年も営業継続

 広州天河城百貨東圃店はショッピングモールの賃貸契約満了により、同店を2023年12月31日(日)で営業停止とすることを発表していたが、12月13日(水)に閉店の撤回を表明。閉店を残念がる多くの消費者の声に応え、天銀ビルと交渉を重ねた末、営業を継続することになった。

粤海天河城の公式サイトによると、天河城百貨東圃店は広州市天河区中山大道で2012年1月7日に営業を開始。売場面積は2万2000㎡で、ファッション、家電、電子機器、コスメ、レジャー、飲食、日用品等を取り揃え、近隣消費者のワンストップなショッピングニーズを満たす百貨店として10年以上営業を続けてきた。年末大セールは1月1日まで継続実施された。

 モール関係者によると、閉店計画は家賃上昇が原因であったが、天銀ビルと条件面で折り合い、継続可能に至ったという。(2023年12月19日)

 


空港年間利用者数

延べ5000万人

 深セン晩報によると、今年の深セン宝安国際空港の累計年間利用者数が延べ5000万人を突破。2019年と同水準まで回復した。

宝安空港は12月19日(火)、利用者数が5000万人まで回復したのを契機に、国内主要ハブ空港としては初めて、ほかのエアラインと共同の総合的で高品質な航空エクスプレス商品「深快線」ブランドのPR活動を実施。更なる競争力と、地域経済発展への貢献力を高める。

同空港責任者によると、「深快線」は深センから北京首都、大興、上海浦東、虹橋、成都双流、天府、杭州、南京、重慶、西安など、13国内空港行き往復路線で、毎日累計600便を運航。深セン空港の1日利用者数の50%超を占める。(2023年12月20日)


中国マカオ返還から24年

内地貿易額4421億元に

 中国マカオは12月20日(水)、祖国返還で24周年を迎えた。税関統計によると、祖国返還後の内地から中国マカオへの輸出入総額は4421億人民元に到達。そのうち珠海市南端に位置する拱北税関から中国マカオ地区への輸出総額は累計3568億元に達し、同期間の総輸出額の8割を上回った。

輸出入貿易手続きの改善により、内地から拱北税関を経由した中国マカオ地区へ輸出入総額は、1999年から400%増加。ほかにも、民間企業の貿易増加などを実現している。(2023年12月19日)


朝の最低気温が3度

10年で最も寒い冬至

 広東省の各市で、12月21日(木)、寒冷警報が相次いで発令。19のエリアで寒冷レッドシグナル、69のエリアで寒冷オレンジシグナルが発表された。

また広州市も21日は曇りであったため、朝の最低気温が6・4度を記録。日中の最高気温が一昨日より4・8℃低い9・5度であったという。さらに22日(金)の朝は、最低気温を3度で、この10年で「最も寒い冬至」となった。

広東気象台は今後も寒気が絶えず流れ込んでくると予測。近年で、12月にこのような寒さになる日は見かけず、広東省北部と珠江デルタ中北部の広範囲で霜が凍るであろうと注意喚起をしている。(2023年12月22日)


西九龍行き列車増発

クリスマス、元旦期間

 深セン鉄道部門はクリスマス及び元旦需要を見込み、12月22日(金)~26日(火)と29日(金)~2024年1月1日(日)の間、深セン~中国香港・西九龍間の列車を増発すると発表。期間中、福田駅~西九龍駅間の列車は通常より20本増えるという。

福田駅では列車増発期間中、スタッフも増員。駅の出入口や改札口などに専用の案内者を配置し、利用者が駅内をスムーズに移動できるよう、サポートを実施する。また深セン北駅では週末と列車増発期間中、西九龍行きのチケット販売専用窓口を開設し、利用者が簡単にチケット購入できるよう、準備しているという。(2023年12月22日)

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