今週の広東ローカルニュースを紹介

白雲空港の旅客数

2020年世界1位に

 広州日報によると、昨年の広州白雲国際空港の旅客数は延べ4376万人で、アトランタ国際空港を上回り世界1位となったことがわかった。また、アトランタ国際空港は20年間に渡り、年間旅客数が世界首位であったが、昨年の白雲空港の旅客数は、アトランタ国際空港の利用者数を延べ80万人上回ったという。

アトランタ国際空港の2020年旅客数は昨年比マイナス61・17%で、新型コロナの特殊な状況下で大きく減少した。一方で、白雲空港の運行便数は28カ月連続で平時の80%を超え、広州経済の順調な回復がプラス要因になったという。

広東省航空集団党委員会書記の張克倹董事長によると、2020年1月~10月の白雲空港旅客数は国内1位、世界2位で、9月以降の国内旅客数は前年同期比を上回った。また、11月の旅客数は、コロナ前を超える延べ501万人で、一カ月当たりの旅客数が世界で唯一500万人を突破した。(1月26日)


マスク自動販売機

深セン各駅に設置

 深セン晩報の取材によると、広東省交通運輸庁は新型コロナウイルス感染症の感染リスク対策として、乗車券のオンライン購入と電子チケットによる乗車を奨励。また、深センの各鉄道駅では、春節期間中、駅入り口にマスクの自動販売機を設置し、必要な利用客に無料で提供しているという。

2021年の「春運(旧正月にかけて交通量が増える現象)」は、1月28日(木)~3月8日(月)の40日間。現在省内で乗車券のオンライン販売に対応している駅は328駅で、140駅では電子チケットが利用できるという。また今年の春節期間、広東省の「高鉄(新幹線)」運行は、2019年比の81・4%で、昨年の76・7%から増加することもわかった。(1月26日)


ペット犬の未登録

罰金5000元

 深セン市城管総合執法局は今年1月7日(木)、「工業区、工場区、建設地区等における犬管理強化の通告」を発表。同通告では企業や事業主に対し、期限内の飼い犬登記、マイクロチップ装着、予防接種、リードの着用を求めているという。

同通告を受け、1月25日(月)から、市内では「睦犬行動」と題し、ペット犬に対する取締りを実施。取締初日、執行局はリードをしていない犬を104匹も発見。総額1万4000元の罰金を徴収した。さらに養犬登録をしていない犬の飼い主には、法規定に則り500元の罰金を科した。(1月26日)


広東省のGDP

32年連続全国トップ

広東省統計局が1月24日(日)に、広東省の経済データを発表。同データによると、2020年広東のGDPは前年比2・3%増となる11兆元に達し、32年連続、全国トップに輝いたことがわかった。

同データーでは現在、工業製造とりわけ、ハイテクノロジー製造業の実績が好調であることも判明。2020年の工業増加値は前年比1・5%増となる3兆3100億元を記録したという。

また、新型コロナウイルス感染症の影響で、市場の消費金額は前年比6・4%減となる4兆元と一時冷え込んだものの、現在は緩やかに回復。特にオンライン消費は急速に上昇しているという。(1月25日)


チケット払戻し増大

2021年の春運

広州日報の調べによると、広州駅と広州南駅で「春運(旧正月にかけて交通量が増える現象)」に関係する列車チケットの払い戻しが、昨年に比べて増大していることがわかった。

広州日報の記者が1月25日(月)、広州駅に訪れると、チケットの払い戻しや変更を行う総合窓口にのみ、十数人の列が発生。ほとんどの人がチケットの払い戻しを行っていたという。

同じような光景は広州南駅でも確認ができたという。広州日報の記者が関係者に話を聞いてみると、新型コロナウイルス感染症の影響で、チケットの払い戻しは昨年に比べ明らかに増大している。また多くの企業は団体チケットのキャンセルを行っていることがわかった。(1月26日)

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