今週の広東ローカルニュースを紹介

広深港高鉄
回数券と定期券を新発売
広深港高鉄の運行が昨年より再開し、2023年の中国香港へ往来した乗客数は2000万人を突破。広深港高鉄は、広東省と中国香港を頻繁に往復する人や多様なニーズに応えるため、1月25日(木)より20回の回数券と30日の定期券を発行する。こちらは通常の乗車券と比べ一定の割引価格が適用されるという。
2種類の新乗車券は、購入時に指定した広州・深セン・中国香港本土の駅から、「香港西九龍」駅間のみ使用が可能で、途中の乗降車はできない。大陸内地の高鉄駅は、福田、深セン北、光明城、虎門、慶盛、東莞南、常平、東莞、広州南、広州東の10駅が指定できる。
「回数券」は90日内に20回乗車可能で、同時に4本まで予約できる。「定期券」は30日内に60回乗車可能で、同時予約できる本数は10本まで。出発前まではいつでも取消可能だが、「福田」駅での即時変更はできないので注意が必要。(1月25日)


地下鉄網が充実
利用者56%増加
深セン地下鉄集団は1月24日(水)、、2023年末までに、深セン都市交通網が567・1㌔に達し、累計利用者数延べ27億1100万人、対2022年比で56%増加したと発表した。
公共交通における地下鉄割合は70・9%で、1日の乗客数は延べ1万8300人(1㌔あたり)、500㌔以上運行する国内都市の中で第1位となった。昨年12月27日に地下鉄8号線二期が開通し、全市走行距離が567・1㌔、停車駅は394駅になった。
深セン地下鉄で1日の平均延べ利用者数が最も多い路線は、5号線で108万9500人で、駅別では、深セン北駅、岡厦北駅、布吉駅、車公廟駅、五和駅であった。(1月25日)


深セン女子アイスホッケー
初の中国国内リーグ戦優勝
「2023~2024中国女子アイスホッケープロリーグ」の決勝戦が1月24日(水)、行われ、深セン昆仑鴻星女子チームが6対2でハルピンチームに勝利。これにより、シリーズ戦2対0で優勝を奪取し、同時に今季全勝の不敗神話を樹立した。深セン昆仑鴻星女子アイスホッケーチームは結成7年で、プロのリーグ戦3回目の優勝となる。
今大会の各ポジション最優秀選手が発表され、フォワードはキャサリン・トゥーガス、ディフェンスは劉志歓、キーパーは王玉生、大会最優秀選手は余宝偉が選ばれた。(1月25日)


頭を悩ませる回南天
1月末より発生か

広東省気象局は1月30日(火)より、広東人の頭を悩ませる気象現象「回南天(フイナンティエン)」が始まる可能性があると発表。気象局関係者は「むやみにドアや窓を開けっぱなしにせず、湿気対策を行うようにしてほしい。また路面が滑りやすくなっているので転倒しないように」と注意喚起を行っていた。
回南天とは広東特有の気象現象で、春節頃から約1カ月の間、広東一帯が超高湿度状態になることをいう。広東気象局の予測によると、29日より南方より吹く風の影響を受け、霧と雨の天気となり、30日(火)には温かく湿った空気が流れ込んで、曇りの天気が多くり、湿度が上昇するという。(1月29日)


深センの梧桐山
山頂行きバスが開通 深センバス集団は深セン市交通局と羅湖区政府の支援を受け、1月26日(金)より、深セン市の人気観光スポット「梧桐山」に山頂行きバス路線を開通。26日と27日(土)の二日間、1300人にも上る市民が利用したという。
梧桐山は標高958㍍。頂上からは深セン市が一望でき、大鵬湾を望むことができ、多くの市民に愛される観光スポットである。
深センバス集団の責任者は「今後はサービスをより充実させ、山頂までのルートを増やしていけるように計画しています。そして、多くの市民や観光客、特に高齢者や子どもなどの登山が不便な人々も梧桐山を登頂し、深セン市を一望してもらいたい」と話していた。(1月29日)

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