深センで交通渋滞増加
市外ナンバー通行制限再開
深セン市公安局交通警察局は7月23日(木)より朝晩の渋滞ピーク時、タクシー、バスの市外ナンバー車両に対し、通行制限を再開すると発表した。
新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着き、各方面で営業が再開。それにより、深セン市の交通量は増加し、渋滞発生率は朝のラッシュ時(7時半~9時半)で14・5%、夜のラッシュ時(17時半から19時半)は17・5%も上昇。また、1日の平均車両台数は270万台で、通常の256万台と比べ105・14%となった。
交通量が増加した主な原因の1つは、物資の運搬や建設工事再開のため、深セン市が暫定的に市外ナンバー車両に対する通行制限措置を停止したことにある。市外ナンバーの車両台数は1日当たり、朝のラッシュ時で15万台、夜のラッシュ時で18万台に増加しており、渋滞時に占める割合は、朝は18・9%、夜は22・35%であるという。(7月27日)
上半期の大気指数
過去最良レベルに
広東省生態環境庁は7月15日(水)、今年1月~6月の全省環境質量状況を発表。広東省の空気及び水質が高いレベルで安定傾向にあり、過去の同期比で最高水準であったことがわかった。
省内各都市で大気汚染指数が標準レベルに達した日数の割合は平均97%。またPM2・5の平均濃度は22㎍/㎥で、EU基準の22㎍を下回った。同庁大気所長の李智広氏は「現在、広東省の大気汚染防止政策は一定の効果を得ている。しかしまだ、最終目標値には達していない」と語る。
今後同省庁は、光化学オキシダントの削減に向け、なるべく夜間に給油することを推奨し、石油各社に割引き措置の実施を呼びかけるという。(7月27日)
深セン北駅、最終方案決定
日本設計らの企画採用
深セン市規画及び自然資源局龍華管理局は、7月13日(月)、「深セン北駅ハブ地区都市設計国際コンサルティング優秀方案」の最終結果を発表。日本設計、日本太平洋コンサルタント、深セン市華設計による共同方案が選ばれた。
深セン北駅ハブ地区は、深セン市中心部に位置する市内最大の高鉄(中国新幹線)駅で、市内17カ所に指定された重要発展地区の1つである。同方案は「交通+都市」の2軸を基調とし、「深セン北」駅の収容力を高め、多次元の都市設計を行う計画であるという。(7月27日)
深セン市の失業保険
全省の中で高い水準
深セン晩報の報道によると、深セン市人力資源保障局は7月13日(月)、失業者の基本的な生活を保障するための「失業補助金に関する通知」を発表。同通知によると、今後、失業保険の保障範囲が拡大され、条件に当てはまる者には、最高で5940元もの失業手当が給付されるという。
深セン市の失業手当の水準は中国全省で最も高く、市内にある社会保険サービスセンターの専用窓口だけでなく、「深セン人社」や「深セン社保」のWe Chat公式アカウントなどからでも申請が可能だという。1年以上失業保険に加入していた場合で、月990元、1年未満の場合は月297元の失業保険がもらえる。(7月14日)
広州市、最高気温を記録
今後も暑さに要注意
広州五山観測所では7月14日(火)、今年の最高気温となる37・7度を記録。それを受け、広州市気象台は高温警報のシグナルをイエローからオレンジに引き上げた。
広東省は間もなく、一年と通して最も暑いといわれる「三伏天」の期間に入るという。広州市気象局の関係者は「今後七日間は同様の暑さが続き、高温警報が発令しなくてはいけないであろう」と注意喚起を促していた。また「万一、暑さが和らがず、八日間連続で高温警報が発令されれば、観測史上初のことになる」とも語っていた。
最高気温を記録した当日の午後、通常人通りの多い珠江ほとりでも閑散としていた(7月15日)