今週の広東ローカルニュースを紹介

白雲空港にAPM線

ターミナル1、2に接続

 広州日報は白雲国際空港はT1とT2のターミナルビルを結ぶAPM線の建設を計画していると報道。10月25日(火)、運行システムの予備工事実施調査設計プロジェクト公開入札時に同計画が発表され、APMの西線は国内線向け、東線は国際線向けの路線になるという。

入札公示によると、白雲空港T1、T2を結ぶAPM線は全長約2・7㌔で、全て高架線となる。空側と呼ばれる路線は、到着客の預入荷物受取の待機場所となり、搭乗客以外は自由に出入りできない。一方、「陸側」と呼ばれる路線は搭乗客でない人も自由に立入可能なエリアとなるという。

現在、T1-T2間の主な移動は地下鉄3号線とリムジンバスでいずれも陸側交通手段に限られている。新路線建設で、特に乗継客の交通の利便性向上が期待されている。(10月25日)


水上バス埠頭移設

広州タワー東側へ

 広州市生態環境局は10月25日(火)、広州市水上バスの広州タワー埠頭移設工事の環境評価を受理。広州市水上バスは海心橋の建設に合わせ、水上バスの広州タワー埠頭を現在より東へ約1㌔ほど移動した珠江堤防、財富埠頭東側に移設すると発表している。

同市水上バスが計画している「広州市水上バス発展規画」によると、今回の埠頭移設プロジェクトは2000GT級の水上バスが停泊できる港を新たに建設。浮桟橋構造式を採用し、係留距離76・25㍍、埠頭長さ73㍍となる。年間延べ152万2000人が利用可能で、うち水上バスの利用者は60万人、珠江クルーズ船利用者は91万3000人になると予測されている。(10月25日)


広州で世界初

電動垂直離陸自動車が誕生

 広州市で10月24日(月)、「小鵬匯天(XPENG AEROHT)」が分散型マルチローター(回転翼)で構成される陸空一体型飛行自動車の開発に成功したことを発表。これは世界でも類を見ない電動垂直離陸自動車だという。

小鵬匯天の責任者は「車体重量2トンの飛行を実現するため、飛行システムは車両頭部に設置。飛行用アームが折り畳まれてた状態だと、普通の自動車相当のサイズになり、路面の走行が可能。広げると法規及び環境が許す条件下で、垂直離着陸することができる」と話していた。(10月25日)


地下鉄「冼村」駅

13号線の駅を建設中

 

広州日報は広州地鉄集団が現在、地下鉄18号線「冼村」駅附近に地下鉄13号線「冼村」駅を建設中であると報道。それに合わせて、黄埔大道の北側と南側に出入り口を建設していることがわかった。

地下鉄18号線「冼村」駅は2021年9月より運営が開始。現在、冼村路の東西に一つずつ出入り口はあるが、すべて黄埔大道の南側に設置されており、黄埔大道の北側にいる市民が地下鉄「冼村」駅を利用する場合、黄埔大道を横断しなくてはいけなかった。

現在建設されている地下鉄13号線「冼村」駅は18号線との乗り換えが可能になり、完成すれば、天河路商圏の往来がさらに便利になるという。(10月28日)


広東省のGDP

昨年より2・3%増加

 広東省統計局は10月27日(木)、第3四半期(1月~9月)の広東経済状況を発表。同発表によると、広東省のGDPは前年比2・3%増加の9兆1723億2200万元であることがわかった。

広東省GDPが上昇した要因として、新型コロナウイルス感染症の感染防止と経済・社会の発展が計画的かつ効率的に実施できたことが挙げられており、関係者は「政府関係による経済政策のおかげで、広東省の経済および生活秩序は全体的に安定を保ち、効果的で質の高い経済発展が維持できた。今後も引き続き市場が活発になるよう、効果的な機材政策を行わなくてはならない」と話していたという。(10月28日)

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