今週の広東ローカルニュースを紹介

広州市の平均停電時間

今年は10分未満が目標

 広州市は2月19日(月)、高品質発展大会を開催し、南方電網広東広州電力供給局の2024年目標を発表。2023年、広州電力は南沙に全面的な国家レベルの「5G+デジタル電力網」応用モデルエリアを建設。2024年は14億元を投資し、国際ルールの標準化を一層強化する。また政府と共同で一連の改革を計画しているという。

昨年、広州市の電力負荷は史上最高となったが、年間を通じて計画停電は実施されず、現地発電の自給率が初めて50%を突破した。また、全市利用者の平均停電時間は13分半以内で、国内都市で第3位の短さであった。

2024年、広州電力は年間110億元を投資し、メインネットワーク43項目、変電所16基の建設を予定しており、全市の平均停電時間を10分内にし、パリや中国香港を上回り、シンガポールに匹敵するレベルまで引き上げようとしている。(3月4日)


駐車場不足解消に

路駐スペース増加

 深セン市交通運輸局は2月21日(水)、効果的な道路資源利用と短時間停車のニーズに応えるため、市公安局交通警察局と共に「深セン市2024年路駐規則方案」を作成。市内に1万5904カ所の路駐スペースを増やす計画だという。現在同法案について意見を募っている。

路駐スペースは福田区、南山区、羅湖区、鹽田区、宝安区、龍岡区、龍華区、光明区、坪山区、大鵬区にあり、そのうち約84%の新規設置場所が元からある特区外の区域に置かれる。市道路交通管理事務センターの公式サイトによると、現在深セン各区の累計計画路駐スペースは2・8万カ所余りあり、福田区、宝安区、南山区に多いという。(2月22日)


春節の公共スペース

AIお掃除ロボが活躍

 深セン市の蓮花山公園、書城中心城、市民中心などは春節期間、多くの旅行者で大盛況となり、AI機能を搭載したお掃除ロボットが毎日奔走し、観光客を驚かせていた。

深セン市は現代的でファッショナブルな都会的雰囲気とクリーンな都市環境が印象的で市内の清掃には隅々まで行っている。深センで30年以上清掃に従事する謝氏は「お掃除ロボットのおかげで清掃業務が効率的になり、助かっている。現在の私の作業はロボットができない電灯やごみ箱、洗面所の拭き掃除などが中心です」と話す。(2月20日)


春運の鉄道利用者

昨年より15万以上増加

 広州鉄道グループは最近、2月22日(木)までの春運鉄道利用者数を発表。同発表によると春運中、広州から別のエリアへ向かう列車を利用した者は昨年より22万1000人増えて、約156万3000人となり、別のエリアから広州に戻る列車を利用した者は昨年より15万に増え、167万9000人となった。

広鉄グループ旅客輸送部の責任者は「鉄道12306アプリでのチケット前売りビッグデータから、2月24日の元宵節前後に鉄道利用者が再び増加。外地からの労働者が中心で、学生の乗客も多くなっていく。広州、深セン、東莞などの主要駅は混雑するだろう」と話していた。(2月22日)


中国香港を繋ぐ高速船

利用者が10万人を突破

 広州海事局は最近、テスト運営した23年4月14日から24年2月24日(土)まで、琶洲港澳客運口岸の利用者が10万人を突破したと発表。関係者は「今後も高速船の安全性を維持し、粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)の発展に貢献していきたい」と話していた。

琶洲港澳客運口岸では中国香港直通の高速船が運行している。約2時間ほど中国香港に到着するという。

テスト運営時は広州~中国香港間の往復便は1船であったが、現在では5船までに増加。「今後は関係部署と協力してシステム強化を図り、さらなるサービス向上を目指していく。」と関係者は話していた。(2月25日)

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