今週の広東ローカルニュースを紹介

シェア充電器の自主規制

発表後1年、未だ課題有り

 深セン市消費者委員会は昨年3月、「シェア充電器業界自主規制公約」を提唱。美団、怪獣、街電、捜電、来電、倍電、瞎充など、7社のモバイルバッテリーシェアサービス企業が公約に署名し、料金基準引下げ、消費者サービス向上を約束した。1年余りが経過し、深セン晩報が市内商業エリアや交通ハブを取材すると、7社の充電器は依然料金体系が不明確、無料利用時間の短縮などに問題があることがわかった。

自主規制の規約には「本体又は貸出画面に料金、課金基準、上限金額、保証金を明示」、「無料時間は5分以上」、「課金単位は30分以内」、「充電50%未満の貸出禁止、混雑時に50%未満で貸出す場合は消費者に明確に告知する」、「出荷前、48時間以上の抜き取り品質検査」、「苦情は72時間以内に回答」、「消費者所在地に空きの返却場所がない場合、課金停止を可能とする」など、8項目ある。(9月17日)


中国企業500強

広東省から54社

 中国企業連合会、中国企業家協会が9月15日(月)、「2025中国企業500強」ランキングを発表。広東省からは54社がランクインし、ハイテク企業と先進製造企業が名を連ねた。

トップ500社をエリア別に見ると、上位5地域は北京、浙江、広東、山東、江蘇で、各79社、56社、54社、52社、38社。ランクインした企業の最低売上高は479億6000万元で、昨年比5億7900万元増加。深センに本部を構える中国平安は1兆1400億元で第12位。次いで23位・華為、第24位・中国南方電網、26位・BYD、31位・テンセント、48位・招商銀行と続く。深セン企業27社、広州17社、恵州3社、佛山と珠海は各2社、東莞、雲浮、中山は各1社。(9月16日)


無人車配送、8月は90万件

運行距離23万キ㌔で全国首位

 深セン市は9月16日(火)、全国初の無人車輌に関する報告書を発表。同報告書によると8月の無人車輌による生鮮食品配送は90万件を超え、全国トップクラスとなったという。

さらに報告書には、無人車輌の8月月間走行距離は23万㌔を超え、累計商業価値は約760万元であったと記載。また、全市で運営中の車輌台数は764台、走行ルートは1170路線、総距離3185㌔に及ぶという。そして今後の発展のため、無人配送車の運営データは整理され、システムのアップグレードが行われている。(9月17日)


深センの自転車事情

35年までに1000㌔

 深セン市都市管理・総合法執行局は9月17日(水)、世界サイクリング日に併せて、深センのサイクリング文化を発展させるイベントを開催。市人民代表大会代表、市政協委員およびサイクリング愛好家らが招待され、深セン市のサイクリングコースを走行し、今後のサイクリングコース建設について意見交換が行われた。

深セン市では、2035年までに市内全域に1000㌔超のサイクリングコースを建設することを計画。「統計によると深セン市には現在、サイクリング愛好家が35万~40万人ほどいて、将来的にサイクリング施設が整備されれば、愛好家が増え、大きなビジネスチャンスが生まれる」と関係者は話している。(9月18日)


深セン地下鉄利用者

全国3位にランクイン

 交通運輸省は最近「2025年8月・都市軌道交通(地下鉄)運営データ速報」を発表。同速報によると、地下鉄の客数ランキングは同じだ。上海の地下鉄乗降者数は3億2338万人で全国1位、北京が3億1059万人で2位であり、深セン市の地下鉄乗降者数は3億13万人で3位、広州が2億8899万であったことが判明した。

深セン地下鉄グループによると、今年に入ってから、地下鉄の1日平均利用者数は延べ894万7900人に達し、前年同時期に比べプラス7・1%と大幅に増加。さらに1日の地下鉄利用者数が1000万人を超えることは常態化しているという。地下鉄関係者は「深センの地下鉄利用率はもう上海、北京と同じになっている」と話していた。(9月18日)

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