今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン玩具展開幕

大人の消費者層拡大

 深セン国際会展中心で4月8日(月)~10日(水)、深セン玩具展が開催。深セン玩具展は、「第36回国際玩具及び教育産品(深セン)展覧会」、「第15回国際ベビーカー及びマタニティ用品(深セン)展覧会」、「2024国際ライセンスと派生品(深セン)展覧会」の総称で、「中国玩具市場の風見鶏」と称される。今年は4900を超えるブースが出展し、国内外1400余りの企業が数万点の新商品を出品。過去最大規模を再び更新した。

中国は玩具の製造大国で、世界の7割を生産し、世界の玩具産業チェーンで重要な役割を担っている。今年、多くの海外バイヤーから大きな反響があり、20を超える国や地域から来場申込みがあった。

昨今の玩具消費は子供向けだけでなく、大人層にも拡大傾向にある。データによると、昨年の欧米市場で約28%が成人消費者向け商品で、中国も大体同じ状況だという。(4月9日)


高鉄車内で喫煙

5日の拘留処分

 広州鉄道警察は最近、高鉄(新幹線)での禁煙呼びかけや、違法喫煙の取り締りにより、車内の安全管理を行っている。4月以降、広州鉄道警察は6件の車内喫煙を取り締り、7名を処罰した。

4月4日(木)、柳州から広州南行きD1878号の1号車トイレ入口で喫煙している2名の乗客を乗務員が発見。警官がすぐに現場に駆けつけ、調査と証拠確認作業を行い、列車が駅に到着した後、広州南駅派出所に連行した。取り調べによると、喫煙した2人は乗車後すぐにトイレ入口で喫煙し、数口吸ったところで巡回中の乗務員に見つかり、急いで吸い殻を便器の中に捨てて違法事実を隠蔽しようとした。幸い乗務員の制止が早く、列車遅延に至らなかったという。(4月10日)


国家保護動物のコウノトリ

珠海国家湿地公園に飛来

 広州海珠国家湿地公園のボランティアが4月9日(火)、海珠湖で撮影時に、国家一級重点保護野生動物で絶滅危惧種のコウノトリを発見した。

コウノトリは、湿地管理センターが最近湖の中心に作った島の浅瀬の浜に飛来。同湿地公園で見つかった鳥類は197品種となった。

コウノトリはシマアオジに次ぎ同湿地で発見された2種類目の国家一級重点保護野生動物で、水辺の地表で採食する大型の渉禽類である。中国では1989年に保護対象となった。春と秋に飛来するが、市内での停留は希少だという。(4月9日)


第135回交易会

出展数は前回より増加

広州市、琶洲エリアにある広交展館で4月15日(月)~5月5日(日)まで「中国第一展」とも呼ばれる大規模な貿易展示会「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が開催されている。今回で135回目の開催となり、深センから出展する企業の数は過去最高の1331社となったという。

広州交易会の参加を取りまとめる深セン交易団の責任者は「今年、交易会に参加する企業の数が急増した背景には、企業の業績予想が上向きで、出展意欲が上昇したことにある」と話していた。また海外企業の参加も増加しており、現在広州市内のホテルの予約量は前回よりはるかに増加しているという。(4月14日)


深センの飲食店業界

回復傾向にあり

 国家統計局は最近「2023年飲食店業界・景況リポート」を発表。同リポートによると、現在、中国国内の飲食店業界の景気は回復傾向にあり、業界の収入は昨年比20・4%増の5兆2890億元に到達。また広東省の飲食店舗数は全国トップ、深セン市で飲食業界に新規登録した関連企業社数は北京、上海を上回る5万4500社となったという。

中国の飲食店業界は物価上昇と消費活性の影響を受け、1人当たりの消費金額が上昇。一人当たりの平均消費額が50元以上になっている店舗は2019年と比べ17・4%上昇、2023年と比べ、25・5%も上昇したという。(4月12日)

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