今週の広東ローカルニュースを紹介

79歳の自転車アスリート

夢は105歳まで現役優勝

広州の自転車競技のドリームチームキャプテンを務める郭道寧氏は今年79歳。2025年春、広東省、中国香港、中国マカオで今年開催される「第15回全国運動会(中国国体)」に向けてチーム練習に励んでいる。

広州ドリームチームは過去10年余りの間で6回海外遠征を行い、国際オリンピック委員会主席のバッハ氏と3度接見。活動範囲はアジア、ヨーロッパ、南米、北米に及び、広州と国内サイクリングチームの中で最強のチームである。

郭氏は数年前に事故で選手生命を絶たれ、現在も歩行に不便があるが、自転車に乗りたい衝動を抑えきれず、短距離ファンライドから長距離練習にまで取り組み、全て良い方向に向かっているという。「今年79歳、チームに加入できて感謝している。健康、楽しい、エコ、環境に優しい、サイクリングの理念を皆で伝えていきたい」と同氏は語る。(4月22日)

 


農業博覧会閉幕

深センブース人気

東莞广東現代国際展覧中心で4月18日(金)~20日(日)、「第14回広東現代農業博覧会」が開催。「テクノロジーを農業に イノベーションで未来を」をテーマに、オンラインとオフラインで実施され盛況を博した。

120㎡超の会場は多くの人で賑わい、DJIのドローン、酷牛科技有限公司のスマート収穫機、農業院の無人運送機、豊農のスマート農業サービス、前海粤十のコールドチェーンプラットフォーム等の展示に人が集まり、最先端技術を用いたスマート農機やバイオ育種等の成果や応用を間近で見学した。また、僅か3日で深センブースでの事業提携は大きな成果を上げ、4つのライブイベントの視聴者数は2万人を超えた。(4月22日)


2024年の読書報告

成人平均は年間22冊

深セン市で4月20日、「深セン全民閲読発展報告2025」が発表。2024年の深センの成人の年間平均読書数は22冊、スマートフォンによる1日平均読書時間は70・45分であったことがわかった。

同報告は市宣伝文化事業発展基金の支援で深セン出版集団主催、深セン出版社発行。国内初の都市単位の全市民読書業界年度報告で10年連続の発表となる。

24年の年間成人読書数は増加傾向にあり、電子書籍12・42冊、紙書籍9・21冊であった。家庭の紙書籍所蔵数は65・2冊で昨年から約19・73冊増と大きく増加している。(4月21日)


十五運会まで200日

開催準備は順調

4年に1度開催される「中華人民共和国運動会」の第15回大会「十五運会」が4月23日(水)で開幕まで残り200日となった。今大会は広州市、中国香港、中国マカオの三都市で開催されることが決定しており、広州市にある広東奥体中心体育場、広州体育館、広州大学城体育センター競技場など、多くのスタジアムはグレードアップ工事が完了しているという。

中華人民共和国運動会は中国で開催される最大規模のスポーツイベント。十五運会では水泳、バドミントン、バスケットボール、サッカーなど34の競技、401の種目の試合が行われる。またオリンピックで開催されない競技の試合も実施されるという。(4月22日)


BYDの自動車輸送船

4月23日に出航

深セン市に本社を置く自動車メーカー「BYD(比亜迪)」は4月22日(火)、4隻目となる自社専用、9200台の車を積載可能で世界でも類を見ない規模の自動車輸送船「BYD SHENZHEN」を正式に出航。これによりBYDは自社が製造する新エネルギー自動車の販売戦略とサプライチェーンシステムが新たな局面に動き出したことを世界中に示した。

BYDは2024年1月に初となる自動車輸送船「開拓者1号(Explorer No.1)」を出航。その後、同年11月にロールオフ・ロールオン船「常州号」、翌年1月には「合肥号」も出航させているという。(4月23日)

 

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