今週の広東ローカルニュースを紹介

自転車道と駐輪場所を区別

地域情況により駐輪場増設

深セン市交通運輸局は電動バイクの駐輪場と車道設置に関するガイドライン(試案)を発表。自転車走行路を継続的に建設し、今後2~3年で、通行禁止制限のない道路には基本的に自転車通行権を認める。

地下鉄駅付近の迷惑駐輪について、市交通警察は他都市の経験をもとに、建物配置やデッドスペース、周辺の未使用空間や空き緑地の活用による駐輪施設の全体供給システムを見直す。宝安区では地下鉄45駅、187出口で駅周辺整備を積極的に行う。龍華区では陽台山東駅の高架下に1万5000台の駐輪場を増設。公明区では367の工業団地内で電動バイクの乗り入れ駐輪を許可し、4万台余りを駐輪可能とする。

最新統計データでは、2017年から2024年末までに市内の自転車走行路は総距離4400㌔となり、設置率は2016年末の9%から40%に増加しているという。(3月26日)


BYD最高益

売上7771億元

BYDは3月24日、2024年売上が過去最高を記録したことを発表。同社の2024年売上高は7771億元で前年比29%増。純利益は402億5000万元で前年比34%増加したという。

売上、利益、研究開発費、納税額、自己資本の5大指標でいずれも記録を更新した背景には堅調な成長と安定した財務力がある。研究開発費は542億元で前年比36%増、売上に占める割合は6・97%と世界トップレベル。また自己資本は過去最高の1549億元で前年から300億元増えた一方、有利子負債は285億8000万元に減少。買掛金の支払周期も127日に短縮され、潤沢なキャッシュフローで財務情況は良好だという。(3月26日)


違法駐車、取り締り強化

レッカー移動、一時保管も

広州交通警察は3月25日(火)午前、海珠区江南西商圏周辺で駐車違反の取り締りを実施し、45件を検挙。うち2台は深刻な駐車違反をしておりレッカー移動された。

レッカー移動された車は紫丹大街路に違法停車し、ナンバープレートもなかった。警官はその場で違反切符を切り所有者に電話したが、20分近く経っても持主が現れなかったため、車は法に基づき移動された。また、近くの車道を占領していた黒い車は、28件の交通違反記録があり未処理であったため、一時差し押さえとなった。(3月26日)


広汽ホンダの新工場

正式に始動が開始

 大手自動車メーカー「広汽本田汽車有限公司」のEV専用工場である「開発区新エネルギー工場」が3月26日(水)、正式に落成。新工場の総投資額は35億元で年間の生産能力は12万台となっている。

同工場は広州市黄埔区にあり、次世代EVで新型モデル「烨P7」を主力として生産。広汽本田有限公司の森山克英総経理は「将来的には新工場に基づいて製品マトリクスをさらに増やし、スマートテクノロジーを幅広く利用して、製造を行う。中国市場は半分が電動車になっており、専用工場を立ち上げは弊社にとってメリットが大きい。そしてガソリン、新エネルギーの両方の市場でなんとか踏みとどまっていきたい」と話した。(3月27日)


5年ぶりのスタジアム

全てがグレードアップ

福田区にある「深セン体育中心体育場」のリニューアル工事が最近完了。3月28日(金)夜8時に開催される2025年シーズン中超サッカーリーグの深セン新鵬城のホーム戦でグレードアップした姿がお披露目されるという。

同スタジアムはリニューアル工事後、収容人数は3万2000人から4万5000人に増加。全包囲式階段スタンドで観客席の最前列はグランドより9㍍となっており、近距離で選手のプレイを見ることができる。また同スタジアムはイングランドのプレミアリーグで使用されているスタジアムをモデルにしており、スタジアム内に観戦スクリーンが4つ設置されている。(3月27日)

 

 

 

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