アメージング深セン
グローバル観光計画発表
ピースボートの国際クルーズ船「パシフィックワールド号」が4月28日(月)、深セン市蛇口湾に寄港。240時間のビザ免除政策発表後初となるインバウンドクルーズ船で、2000名近くの外国人旅行客が上陸した。
深セン市は観光客の受け入れに積極的で、2025「アメージング・深セン」のグローバル観光プランを発表。「グルメ、ホテル、ショッピング、レジャー、アクセス」の5大体験を全面アップグレードし、全方位で世界レベルの観光、レジャー目的地となる都市を目指している。
深セン市はK11 ECAOST、iN城市広場などの新しい商業施設の開業、免税措置、香港客のWechatやアリペイ利用の利便性向上で消費活動を促進。また、深セン科技館新館、歓楽港湾劇場、深セン書城湾区域、前海氷雪世界、深セン湾文化広場の5つのランドマークを年内に相次いでオープンする。(4月29日)
深セン科学技術館
5月1日オープン
公明区に5月1日(木)、「深セン科学技術館」がオープン。敷地面積6・6万㎡、総建築面積12・83万㎡になる。
同館には4つの常設展示ホールがあり、1階はテクノロジー映像体験、2階はデジタル文明、3階はAIと人型ロボットの助けで交通、コミュニティのデジタルライフの新しい道を切り開く展示となる。4階はスマート産業の展示で、情報技術を利用した新素材・新薬開発、ライトハウス工場、工業生産のデジタル変革を実証。5階は宇宙のルーツを探るのがテーマで脳、遺伝子、天文、航空などの基礎研究と先端科学やAIとビッグデータの力を借り、時空を超えて、超ミクロと超マクロの世界を探索する展示が見られる。(4月29日)
馬嶺観花植物園の梅花鹿
3時間手術を経て救助
広州市花都区の馬嶺観花植物園で4月10日(木)の夜、一頭の梅花鹿が正体不明の動物に襲われる事件が発生。鹿は後ろ足付け根の臀部両側に深い傷を負った。
鹿の重傷で園内の治療が難しいため、緊急で動物衛生監督センターへ救助を要請。すぐに臨床経験豊富な林本夫獣医師が現場へと派遣された。医師は深い専門性と豊富な臨床経験に基づき、連続3時間におよび外科縫合手術によって梅花鹿の命は救われた。現在、梅花鹿の傷口は順調に治癒へと向かい、精神状態も回復しているという。(4月28日)
東莞市でフェスが開催
経済効果は約3億元
東莞市虎ノ門公園で5月2日(金)~4日(日)まで「2025東莞スーパーストロベリーミュージックフェスティバル」が開催。全国各地から約8万人のファンが来場し、グルメ、宿泊、交通、ショッピングなど、様々な方面の消費が活発化し、経済効果は約2億8000万に上ったという。
2025東莞ストロベリーフェスでは1日8時間のライブが行われ、54組のミュージシャンが参加。また今回のフェスは東莞市だけでなく北京でも同時に開催され、期間中は両会場の様子を生中継し、互いの来場者は互いに双方のライブを観賞してコミュニケーションをとり、一体感を強めていたという。(5月6日)
深センが人気旅行先へ
甲内外から注目される
旅行サイト「携程」の報告によると、今年の労働節休暇、深セン市は「国内の人気観光地トップ10」に選出。また「240時間のトランジットビザ免除」や外国人向けタックスフリー政策の「即買即退」などがインバウンド需要を増加させ、旅行サイト「去哪儿」のデータによると、深センは「人気インバウンド旅行先」でも第5位に選ばれたという。
現在、深セン市はミシュラングルメ、大型ショッピングセンターからヘリコプター観光やビーチリゾートまで様々な人々のニーズに応える都市に進化。最近では「深セン科学技術館」、「K11 ECOST」などもオープンし、さらに魅力ある都市になっている。(5月6日)