今週の広東ローカルニュースを紹介

2019年地下鉄統計発表

広州が複数項目で全国1位

中国城市軌道交通協会が近日、発表した「2019年度統計分布報告」によると、広州地下鉄の利用者増加数、旅客輸送力、1駅当たりの1日の最高利用者数が全国1位であったことがわかった。

昨年、軌道交通の利用者数が延べ30億人を超えたのは北京、上海、広州で、深センを含む上位4都市で、全国の利用者数の54・6%を占めた。広州地下鉄は新路線開通と都市の魅力上昇に伴い、利用者数が前年比2・8億人増加した。

また、広州地下鉄の旅客輸送力は、1㌔当たりの1日平均利用者数が延べ1・74万人で、全国平均の1万人を大きく上回った。路線別では、1号線と2号線が上位2位を占めた。

1駅当たりの1日の最高利用者数が最多だったのは「体育西路」駅で、昨年12月31日に延べ86・06万人を記録し、全国1位であった。第2位は同日の上海地下鉄「人民広場」駅で、延べ79・86万人であった。(5月25日)


広州広播電視台で

4Kハイビジョン

広州日報によると、国家広播電視総局は5月24日(日)、広州広播電視台が南国都市チャンネルを開設し、4Kスーパーハイビジョン放送を行うことを承認したことがわかった。広州広播電視台は、自社で4Kチャンネルを開設する最初の地方放送局となり、また「南国都市チャンネル」は、中央電視台と広東電子台に次いで、全国3番目の4Kスーパーハイビジョンチャンネルとなる。

南国都市チャンネルは「ステキ生活、オシャレ湾岸エリア」をコンセプトに、広州・中国香港・中国マカオエリアの文化及び言語の近似的優位性を活かして、大湾区の新時代文化、生活、ファッション及び嶺南地区の伝統、歴史、文化に重きを置いた番組内容となっている。(5月25日)


全国発の5G搭載バス

混雑状況の事前把握可能に

市交通運輸局は「5G発展三年行動計画」に基づき、「広州市5Gバス スマートパイロットテスト方案」を制定し、BRT乗り継ぎ系統のB27路線バスで全国発のトライアルを実施した。

B27路線は全停車駅がBRT系統で運行。「体育中心」駅~「黄埔客運」駅まで、全長17・4㌔になる。パイロットテストのモデルバスは22両編成の電動車で、5G・CPE設備、利用者フロー検測、スマート運行時間管理、安全補助運転設備、高画質車載ビデオモニター設備等の5G応用技術が搭載されている。(5月25日)


二沙島中学校区再開発

高度な教育を提供するため

広州市の執信中学教育国際交流与合作試験基地が最近、越秀区二沙島にある109の中学校区用地の再開発を発表。総投資額は2億3518・52万元で、2020年7月1日(水)より着工。2022年1月までに完成を目指しているという。

関係者によると、今回の再開発の目的は広州に住む優秀な外国籍の子女たちや国内の優秀な子どもたちに高度な教育を提供することが目的。執信二沙島教育基地の規模は24クラス、生徒数750人までに増加させるという。

そのほかにも、短期・長期の国際交換留学生、中国香港姉妹学校交流学生、フランクフルトなどの国際学生交流団などの受け入れも強化していくという。(5月12日)


深セン音楽学院

8月より建設着工

深セン市建築工務署は5月10日(日)、「深セン新時代十大文化施設」のひとつである「深セン音楽学院」の建設を今年8月より着工すると発表。建設場所は龍崗区国際大学内。総建築面積は12・97万㎡で、総投資額は17・5億元だという。

関係者によると、深セン音楽学院プロジェクトは、中国の音楽界および芸術界の将来を担う人材発掘および育成が目的。中国香港中分大学の成功経験をモデルに建設され、教室だけでなく、700人収容可能な劇場やコンサートホールなども併設されるという。また建設完了後は、国際化、イノベーションされた世界に誇れる音楽芸術高等学校になるのではないかと期待されている。(5月11日)

 

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